鉱工業生産指数は景気と連動する一致指標。鉱工業生産指数は、金属や機械など幅広い工業製品を対象とした生産指数であり、経済への波及効果も高いと言われている。そのため、この指数が高ければ景気拡大、低ければ景気後退とみられる。ざっくり把握するにはこのサイトがわかりやすい。
鉱工業指数|金融経済の基本レッスン|乙女のお財布
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6月の鉱工業生産指数はここに掲載されている。
岐阜県 : 岐阜県鉱工業指数 月報201206
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指数としては先月(5月)から低下している。前年同月比で比べると、ここ数カ月はややプラスだったものの、6月で急に下降している。
概況は以下の通り。
平成24年6月の県内鉱工業の動向を季節調整済指数でみると、鉄鋼業、非鉄金属工業が上昇したものの、一般機械工業、電子部品・デバイス工業等が低下したため、前月に比べ生産指数は7.4%減と低下に転じた。また、出荷指数は9.8%減と3カ月ぶりに低下し、在庫指数は8.2%増と上昇に転じた。 なお、原指数で前年同月比をみると、生産指数は8.6%減となり、5カ月ぶりに前年を下回った。
岐阜県 : 岐阜県鉱工業指数 月報201206
出荷が低下して在庫が上昇しているということは、明らかに売れ行きが低下している。
岐阜県の景気動向指数(6月分)でも、ここから景気が低迷する兆しがあるのではと書いたが、鉱工業生産指数を見ても、同じことが言えそうだ。景気の山を超えて、短期的に低下するサイクルに入ったのだろうか。