組織に新しく加わるときに気にすること3つ

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組織に新しい人が入ってきた。これまでも定期的に入れ替わりがあったので、特に珍しいことでもないけれど。ただ、新しく係わる人とコミュニケーションを進める上では、いくつかやらなければならないことがあるので、そういう点で少し労力が増えるよね。というわけで、新しく組織に入ったとき、入った方も迎える方も意識した方が良いのでは?と思うポイントを書いてみる。

会話がずれたときは言葉の定義を行う

新しい人と会話をするときは、少し苦労をする。お互いを十分に知らないのだから、ある意味当然なのだけれど。

これまでに体験した組織のカルチャーを双方が影響受けているから、同じ事象を指していても名称が違ったり、逆に違う事象を指しているのに名称が同じだったりする。だから、会話をしていて、妙に噛み合わなかったりする機会が増える。

こういう言葉の定義というのは、相互理解を深める上では重要で、少しでも会話にズレを感じたら「この言葉はこういう意味で使っているんだけど、認識合ってますか?」という確認をする。

組織のカルチャーを理解する

組織のカルチャーを理解することが重要。世の中には絶対的に正しいこと、というのは少なくて、大体は人々の価値観に根付いた判断が行われている。その「価値観」を理解していないと、組織がどういう基準で仕事を動かしているのかわからないので、仕事の品質が落ちたり、重要な見落としをしてしまったりする。

組織として重視するポイントがあるし、評価軸もある。そういうことをあまり意識せず、以前と同じような行動をしてしまうと、自分が望まない印象を与えたり、期待したような評価を得られない。(評価を得ることが全てではないとも思うけどね。)

組織に巻かれてはダメだけれど、組織が持っているカルチャー・価値観を理解することはとても重要。

なぜ自分が存在するのかを意識する

新人の頃はこんなこと考えもしなかったけど、最近は新しい仕事が舞い込むと考えることが多いなあ。何を期待されているのか。どういう振る舞いが喜ばれるのか。隣の人と同じことをしたり、周りに「使われる人」ではダメな訳ですよ。

主体的に動くためにも、「なんで自分がここにいるのか」ということを考える。特に入った最初が肝心。自分が意図する振る舞いを行っていけば、周りも「そういう人」と認識していくもんだしね。そうやって、自分で居場所を作っていくもんだと思うわけです。いつでもうまくいくわけではないけど。

いつになっても、新しいところに飛び込むときは「新人」なんだけど、少しずつこういうコツみたいなものをつかんで、成果に結びつけるまでの時間を短くすれば、仕事って楽しいもんだと思える気がするなあ。定期的に新しい刺激に触れていたいし。