わかりやすい。理解しやすい入門書。事例も含んで、やさしい内容になっている。
いくつか気になった点をメモ。
簿記の問題点 「数字のつくり方を学ぶ」域を出ないので、 日商簿記の最終的なゴールである一級の資格をとったとしても、経営分析できない。
会計からみた経営上の課題
- 利益を獲得すること
- 財務体質を強くすること
- キャッシュフローを管理すること
一時的な資金運用を目的として「短期的投資」も、(持ち合い株など)売るつもりのない「長期的投資」も時価で評価されることになった。
短期的投資の場合は、経営状況を正確に映し出すようになるが、 長期的投資の場合は、経営者の意向と異なり、経営状況を正しく反映するわけではない。
粗利の高さは、付加価値に比例する。
会計の「収入・支出」は2段階に変換する。 キャッシュフロー「収入」「支出」(キャッシュフロー計算書) 利益 「収益」「費用」(損益計算書) 所得 「益金」「損金」(税務申告書) 第一次変換は公認会計士、第二次変換は税理士の専門領域。