カテゴリー: 財務会計・ファイナンス
東海圏の国立大学の基金の額を調べてみた
最近読んだシン・二ホンで、アメリカと日本では大学の基金の規模が全く違っている、という話がありました。
大学の基金とは
大学の運営資金として寄付が注目されますが、最近は基金での運営という形も増えているということです。
大学基金(だいがくききん、英: University endowment)とは、大学基盤の整備、企業・社会との連携、研究成果の活用支援、学生のための厚生施設整備、各種学生支援などを推進するために設けられた基金である。
大学基金 – Wikipediaから引用
そして、実際の基金の額は、こんな感じで差があります。
ハーバード大学(米国):3兆8,800億円 イェール大学(米国):2兆4,936億円 プリンストン大学(米国):2兆1840億円 ケンブリッジ大学(英国):8,820億円 オックスフォード大学(英国):7,254億円 慶応義塾大学:481億円 早稲田大学:274億円 東京大学:100億円 注:1ドル=120円、1ポンド=180円で換算。東京大学は平成27年3月時点、それ以外は平成25年度実績 このように、世界トップのハーバード大学の基金は、日本のトップである慶応義塾大学の基金の約80倍という巨大なものとなっています。
大学に寄付していますか? 日本の大学基金はどれだけ少ないのか 100億円超を寄付した日本電産の永守社長に見習いたい | LIMO | くらしとお金の経済メディアから引用
東海圏の大学の基金はどうなってる?
気になったので、東海圏にある大学の基金もあるのかな?というので調べてみました。対象は国公立大学です。ただ、基金化されてないところ、基金という名前はあるものの額が公表されていない大学もあったので、一部だけになっています。
大学名 | 基金額(百万円) | 年 |
名古屋大学 | 16,095 | 2018 |
名古屋工業大学 | 951 | 2018 |
三重大学 | 402 | 2018 |
豊橋技科大学 | 83 | 2017 |
これを見て一番驚いたのは、名古屋大学の基金の額が飛びぬけて大きいことですね。東京大学よりも大きいです(東京大学は148億円)。
一方で、それ以外の大学は桁が一つも二つも違っており、今後の大学の発展を考えたときに、強い大学とそれ以外で二極化していくのでは、というのが気になりました。
あと、名古屋大学と岐阜大学は、法人としては一つになることが発表されています。この4月から法改正に合わせて動くようです。
岐阜大と名古屋大、改正法受け2020年4月新法人設立 | リセマム
額が違っていたり、他の大学の基金をご存じの方がいれば、ぜひ教えてください。
「ピクサー」を読んでお金と戦略のケーススタディとして良いなと思った
トイストーリーなどで有名なピクサー。そのピクサーについて、実際のCFOがピクサー参画から上場して辞めるまでの一連を記した一冊がこちら。
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ピクサーといえば、スティーブ・ジョブズ復活のひとつであり、画期的なCGアニメーションと創造的なストーリーなどで有名です。
華やかな成功物語ぐらいしかイメージしていませんでしたが、本書で実際の中身の話を知ると、ピクサーも難しい状況を歩んできたことがわかります。
著者がピクサーに参画したとき、ピクサーは収益源が乏しく、長編アニメの成功に依存するしかオプションがほとんどない状況。資金がない、契約条件が厳しいなど、制約が多く難しいものでした。その中でも、成功確率を高めるために、いろんな手を打ち、人を動かしていく様子が描かれています。
お金の話が中心なので、ピクサーの創造性とは違うのですが、経営戦略や資金獲得、ディズニーとの契約交渉など、裏方の仕事の様子が描かれていて、生々しく面白かったです。
スティーブジョブズとのやりとりも面白いですね。経営権を少しでも手放すのが嫌でストックオプションを渋る様子とか、逆にプレゼンに命をかけるところとか、スティーブ・ジョブズの顔が見えるのは、それだけで面白いものです。
それ以外にも、制作のディレクションを経営が管理するか、という意思決定の話や、エンドロールのエピソードも好きでした。経営やファイナンスなどのケーススタディとして、良い本だなと思います。
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「ファイナンス思考」は日本の経営管理の問題が理解できる。PLから一歩踏み出そう
「PLに比べてBSは難しい。」
経営コンサルでそう言われることがあります。損益計算書はいろんな人にとって理解しやすいが、貸借対照表はそれに比べると、理解して経営活動に活かすのが難しい、という意味です。
そのような状況に憂慮し、問題意識を持って書かれたのが本書「ファイナンス思考」です。
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経営コンサルで、いろんな企業の経営状況を見る機会がありますが、損益計算書は短期的な業績を見る上では非常に有効ではありますが、それだけでは限界があります。
成果が出るのに半年や一年以上の時間を要する事業の場合、損益計算書だけ見ても実態はわかりません。その場合、投資対効果や貸借対照表など、損益計算書以外の財務分析を行って、企業の成長性や健全性を評価する必要が出てきます。
ただ、損益計算書は一度覚えるとわかりやすいので、いろんな場面で使われることが多く、便利なツールであるが故に、「損益計算書を中心にした経営管理に偏重している」というのが本書のテーマです。
今の日本企業の経営管理や財務管理の状況が端的に描かれており、著者の問題意識にすごい納得しながら読みました。
最近良く聞く「GAFA」に代表されるように、大きく成長している企業がどうファイナンス的に成長を実現しているのか、という点も理解できます。企業の経営スタンス、日本の資金調達状況、銀行の考え方など、様々な点が現場業務と照らし合わせて納得感満載でした。
要約のような内容は、こちらが充実しているので、興味を持った方は、まずこちらから読んでみるのもよいと思います。
企業価値を上げる「ファイナンス思考」とはなにか? 朝倉祐介氏が見出した、稼ぐ力の正体 – ログミー[o_O]
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吉野家が無人レジを導入するといっているけれど、それだけ利益率低いの?
吉野家が業績苦戦しているようです。今期は赤字予想になっています。
吉野家が「6期ぶりの赤字」に陥る根本理由 | 外食 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
いくつか苦戦の要因は挙げられていますが、打開先のひとつとして、セルフサービス方式への転換が挙げられています。
吉野家 店舗の4割をセルフ方式に | NHKニュース
セルフサービス方式にするぐらいなら、まずは券売機にすれば?と思うわけですが、それはそれでこだわりというかポリシーがあり、券売機設置はしないようです。
端的にいえば「接客ポイントをちゃんと設ける」「声による注文の方が客の負担が少なくて速い」ということのようですね。
吉野家の利益率は低いのか?
人件費による利益圧迫がひとつの要因になっているわけで、それを解消するためにセルフサービス方式に転換する吉野家。ただ、それは他社も同じ状況が生まれていると思われるのですが、吉野家の利益率は競合他社と比べてどうなっているのでしょうか。
というわけで、松屋フーズ、ゼンショーホールディングスと比べてみました。
前提として、どの企業も複数の事業を手掛けており、単純に損益計算書だけを比べても正確な比較にはならないかもしれませんが、主事業の数値への影響がそれなりに大きいだろうという、本当にざっくりした割り切りのもと、ホールディングス全社で数値を比較しています。
まずは売上高から。これはゼンショーホールディングスが一番多くなっています。
さて、営業利益率をみてみるとこんな感じです。
吉野家HDが一番低いんですよね。なので、一番収益性が低くなっているというのが、昔から吉野家の特徴であるともいえます。松屋フーズは営業利益率高いですね。
では、念のため売上総利益率もみてみます。
こちらだと、吉野家HDは2番目にきます。つまり、原価は吉野家の方が低いのに、販管費の割合が高くて営業利益率が低くなっているということですね。
吉野家の営業利益率が低くなる理由
もう少し詳細を見るために、人件費関係の指標を確認してみました。
まず売上高販管費比率をみると、ゼンショーが非常に販管費を抑制しているのがわかります。松屋フーズと吉野家は売上高に対する人件費の割合がほぼ同じ程度ですが、正社員給与の比率が吉野家の方が高いのがわかります。
吉野家の正社員比率の高さは、こちらにも同じようなことが書かれていますので、参考にどうぞ。
すき家の給与が吉野家より100万低い理由 | プレジデントオンライン
つまり、吉野家と松屋は販管費はほぼ同じ程度ですが、売上原価を低く抑えた松屋は利益を確保し、原価が高いゼンショーは人件費を抑制することで利益を確保しています。
恐らく原価をあまり変えられないのだとすると、販管費を抑制するしかなく、販管費で占める割合の高いオペレーションの生産性を向上させて、人件費を抑制するという方向でしょう。
調べながら、同じような業態でも、コスト構造が結構違うもんだなと再認識しました。今日はこのへんで。
【書評】強い会社をつくる会計の教科書
本書はユニクロやアスクルの監査役を務めた会計士の方が書いた、会社が会計に強くなるための具体的な指南書です。
ヴィッセル神戸にとってイニエスタの年俸がどれほど破格かを財務の面から説明する
ヴィッセル神戸に、イニエスタが加入しましたね。本当にびっくりしました。
イニエスタ、神戸決定!J史上最高年俸32・5億円 – SANSPO.COM(サンスポ)
年俸は32億円とも33億円とも言われていますが、それがどれほどのインパクトであるかを理解してもらうと、サッカークラスタ以外の人でもイニエスタがどれほどの人なのかわかるのではないかと思います。
Jリーグの平均年俸
Jリーグの年棒を調べてみると、Jリーグ選手全体で2300万円程度で、年俸一億円を超える選手も11人しかいません。
ここに、イニエスタと同じヴィッセルに所属するポドルスキが含まれていませんが、ポドルスキは年俸6億円と言われています。
ポドルスキ、神戸移籍へ。W杯王者が年俸10億円の3年契約でJリーグ入りか | フットボールチャンネル
※10億円と6億円の説があるようですが、有力は6億円みたいですね。
これだけ見ても、イニエスタが破格なことがわかります。
各クラブの平均人件費
2016年の数字になりますが、クラブ全体の人件費でみると、一位の浦和レッズが23億円です。
人件費は神戸がジャンプアップ増、浦和も増で2年連続トップ濃厚 | ゲキサカ
一人でJリーグで最大のグラフ人件費を超えるって一体・・・。
ヴィッセル神戸は、人件費が20億円ぐらいでしたが、ポドルスキだけでもクラブ最高額になります。
さらにイニエスタが入るということは、2016年から3倍ぐらいの人件費になり、Jリーグ全体で見ても飛び抜けた数字になります。2016年の数字になってしまいますが、神戸のところにイニエスタとポドルスキの年俸を足してみました。
すごい異常だってことはわかっていただけたんじゃないかと思います。
そして「こんなの賄えるのか?」とお思いになる方もいるかもしれませんが、簡単に言うとオーナーが資金を投入するので大丈夫です。
J1神戸イニエスタ選手の年俸 楽天、十数億円を販管費に: 日本経済新聞
最新期も赤字ですからね。財政基盤とかあってないような状態です。
おそらくスポンサーやスタジアム収入は増えると思いますが、それでもこの年俸を賄えるわけではないでしょう。いきなり営業収入が3倍になるとは思えないので。少なくとも短期的には。
ただ、営業収入の推移を見てると、ちゃんと増えてきていて、クラブが大きくなっているのがわかりますね。
Jリーグチーム情報 ヴィッセル神戸 財務データ |FootballGEIST
もっと壮大な目標の一環として、すごい大きな投資をしたんだと思います。それにしても、イニエスタがJリーグでプレーするとか、本当に楽しみ。
中小企業の粉飾決算方法を学んで経営実態を把握できるようになれる本
東芝が、粉飾決算で大幅な赤字になったのは記憶に新しいところですね。
2015年(平成27年)7月20日、第三者委員会の報告書により、経営トップの関与による2009年3月期から2014年4 – 12月期で計1518億円の利益を水増しする粉飾決算を行っていたことが報告された[114][115]。同報告書では過去7年間で1500億円を超える利益の水増しの事実に加え、「ストレッチ」と称して拡張した「チャレンジ」と呼ばれる目標予算に「コミット」させて、報告してくる数値に「それは受け入れられない」というプレッシャーをかけ、経営トップが関与して「不正会計」が行われたと分析している[116]。
引用元:東芝 – Wikipedia
これほどの大企業でも粉飾決算できてしまうぐらい、会計制度というのは万全のものではないということです。
では、決算書のどこに不正を潜ませるポイントがあるのか、また企業がどのような動機から不正会計を行うのでしょうか。
それを解説したのが本書「粉飾決算企業で学ぶ実践「財務三表」の見方」でした。
本書は債権者目線であること、中小企業のケースをカバーしていることが特徴です。特に中小企業は上場企業とはまた別の事情を抱えており、特有の決算調整を行う動機や方法が存在するので、教科書的な決算分析では知ることができない様々な粉飾の方法を知ることができます。
銀行員などはこういう手法を知り、実態を見抜くノウハウを身につけているのだと思いますが、それ以外の人で通常の財務分析しか知らない人には、目から鱗の内容です。
会計は調整できる点がたくさんある
会計とは曖昧な部分があります。複雑な制度であるが故に、企業が操作できる余地がいろんなところにあります。
例えば減価償却費だけ見ても、定率法と定額法の2つがありますし、実際の耐用年数との食い違いもあります。
それ以外にも在庫評価や、借入の長期短期の区分など、企業の考え方で左右される要素がたくさんあります。
それを防ぐために監査法人のチェック制度やキャッシュフロー計算書ができたり、いろんな仕組みが講じられてきているわけですが、それも万全ではないので、不正会計が行われる余地があるのが現状です。
本書の中で、この言葉が象徴的です。
利益は主観的なものであり、経営者がその額を決める余地が多分にあります。
企業が不正会計する方法と動機を知る
なぜ企業は不正会計、粉飾してしまうのでしょうか。
簡単に言えば、信用を得るために黒字にするか、節税するために赤字にするか。どちらかに別れます。
債権者からの信用を得るのに心配な場合は、赤字ではなく黒字に見せたくなります。そのため、費用を過小計上し、その結果資産が増えたり債務が減ったりするのです。
逆に節税を重視する場合は、費用を大きくして利益を圧縮します。これは収益性や債権者からの信用は問題ないので、節税を重視するのです。
これらが行き過ぎると、粉飾に走ってしまうのですね。特に前者が多いでパターンです。
本書を読むと、決算書の読み方の基本もわかるし、おさらいとしても良いですね。
また、特に中小企業の不正会計のポイントもわかるので、とても勉強になりました。生々しい粉飾の手法がわかるようになります。これらを知ると、様々な企業の有価証券報告書ももっと深く読めるようになるでしょう。数字の先にある経営実態を探るためには、こういう可能性も頭に入れておくべきってことですね。
あと、実際の粉飾ケースも掲載されており、どのように粉飾して数字に表れてきたかがわかります。
最近話題になった東芝についても書かれています。東芝のドタバタ劇を知るにはこちらの本がオススメです。本書と合わせて読むと、組織の実態と数字の両面で理解できますよ。
財務分析を勉強したい人には、週刊ダイヤモンドの「会社の数字がわかる「決算書」100本ノック!」がおすすめ
今更だけど、週刊ダイヤモンドの2017年9月9日号が非常によかったです。財務分析に興味がある人はぜひ読むと良いでしょう。「会社の数字がわかる「決算書」100本ノック!」ですからね。
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様々なメジャー企業の財務分析がわかりやすくポイントで整理されており、どこの項目の数字を見れば、どういう傾向を読み取ることができるのかがわかりやすく解説されています。
それ以外にも、海外の財務諸表の読み方も簡単に解説してあり、参考になります。この本に紹介されている項目を抑えるだけでも、海外の財務諸表の基本的な内容はわかるようになります。GoogleやAmazonなどメジャーな企業の財務諸表を直接読めるのは良いですね。
あとTKCの財務諸表の数値から、様々な業種業界のメトリックスが掲載されているのも良いです。上場企業以外にも業界動向を知りたい場合は、この数字だけでも保存版と言えるでしょう。
財務分析を勉強するには「MBAより簡単で英語より大切な決算を読む習慣」がオススメですが、ライトにまずは決算の分析を学ぶのであれば、この週刊ダイヤモンドの号がお勧めです。
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LINEの営業利益率はネット企業としては低くないですか?
LINEの四半期決算が発表されました。
LINE、7〜9月期の営業利益18.8%増 パフォーマンス型広告の伸びが成長けん引 – ログミーファイナンス
これを読んだ感想としては、「営業利益率が低いな」ということです。10%程度しかありません。さらに、その前は営業利益率がマイナスでした。
ネット系の企業は営業利益率が高いのが一般的なイメージとしてあります。ほとんど原価がかからないのが特徴だからです。例えばYahoo!はアスクルを買収して下がってきていますが、それでも20%あります。
クックパッドも少し落ちてきていますが、それでも30%です。
それと比べると、LINEの営業利益率は低いんですよね。なぜでしょう。
それを理解するには、LINEの事業モデルを理解しておく必要があります。LINEの営業費用の構造を見てみましょう。決算発表資料から抜粋します。
人件費が多いのはわかるのですが、目につくのは「決済手数料及びライセンス料」というのもそれなりの比率を占めています。
これはなんだろうと調べていると、上場時の報告資料にその記載がありました。抜粋します。
スマーフォトンデバイス上での課金による決済手数料やIP保有者に対するロイヤルティが増加し、また、事業規模拡大に伴う従業員数の増加及び株式報酬費用により人件費が増加したほか、
LINEスタンプなど、LINE上のマーケットで売買されるコンテンツの決済やライセンスの費用が結構な比率を占めている、ということですね。
3番目に多い費用が「認証及びその他のサービス費用」です。昨年度から大きく増えています。こちらについては、決算発表でコメントがありました。
認証及びその他のサービス費用は前年同期比で81.7パーセント、前四半期比で13.1パーセント増加しました。認証及びその他のサービス費用のうち、LINEモバイルの契約者数増加に伴うインフラ関連コストがおよそ20パーセントを占めています。 またLINE NEWSサービス拡大に伴うコンテンツ関連費用も増加しました。その他の営業外費用は前年同期比で34.9パーセント。前四半期比で5.8パーセント増加しました。
LINEモバイルやLINEニュースで費用が増加しているようです。
LINEはプラットフォームとして利益を上げていくので、スタンプなどの事業は利益より集客・利用向上のために必要になってるということですね。逆に言えば、それ以外の売上・利益拡大が重要ですね。
ちなみに、LINE Payを使っています。ポイント還元率も高くて、銀行オートチャージも使えるので便利です。銀行に預けるより良いと思いますね。