ウェブが変える「人間」

「ウェブ人間論」を読んで。

「ウェブ進化論」が衝撃だっただけに、期待して読んだ。対談形式で、これからウェブが進化してゆくにあたって、人の生活とか思考とか、人間というそのものがどう変わっていくかをまとめた一冊。

いろいろなことが語られているけど、 まさに今現在って技術革新から人の生活が 大きく変わっている過渡期なのではないか、と。本でも書いてあったけど、 もうネットがなかった頃の生活を想像するのが難しくなってきてる。それぐらい人の生活、思考、価値観が めまぐるしく変わってるんだってことを再認識できた。

一番印象的だったのは、最後のへん。申し訳ないけど、そのまま本文抜粋。

個人にとって、ネットはとんでもない能力を持った道具です。それが全員にあまねく広がったからよいうという考えもあるけど、能力の増幅器でもあるから、個人の能力の差異が限りなく増幅されるという側面ももう一方である。

個人の能力の差異とか、結果的に得られる収入の多寡とか、 どういう要因でそういうものが生まれるんだろう、と考える機会が最近多い。 ウェブのおかげ(せい)で、これから差異は広がっていくんだろうか。

「コンピュータとかネットに抵抗なく溶け込める世代でよかった」と思う反面、 「ネットの進化するスピードを考えると、油断するとおいていかれるな」と思ったりした。 これからのウェブと人間の関係を知れる、良い一冊です。

 

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