最近ネットをみていると、NoCodeという言葉を目にする機会が増えてきました。
新しい潮流「NoCode」って何?
以前から、IFTTTなどサービスを連携するものはありましたが、そのようなものを組み合わせながら、より簡単にサービスを実現する方法をNoCodeというそうです。
NoCodeのツールなどを紹介する、こういうサイトも登場しています。
A curated directory of resources, tools & hacks for non-techs
日本語だと、こちらがわかりやすいです。
NoCodeというツールを活用する。|三上蒼太 | yenta by Atrae|note
「NoCode」という名前の通り、コードを書かなくても、ECサイトやモバイルアプリをクイックに作ることができるのです。コストも低くて済みます。NoCodeでシステムを構築する企業まで登場してきていますね。
BOLT|国内初のNoCode(ノーコード)特化型WEB開発サービス
サービスの種類が増え、いろんなサービスを組み合わせて、ビジネスとしてやりたいことが低コストでできるって良いことですねー。
Googleスプレッドシートからモバイルアプリを作成するGlide
実際にNoCodeである、Glideというサービスを使って、モバイルアプリを作ってみることにしました。
Create an App from a Google Sheet in Minutes · Glide
Googleスプレッドシートのデータさえあれば、そこからモバイルアプリが作れるサービスです。厳密には、モバイルアプリライクなWebサイトを作れるということなんですが。
これがあまりに手軽にできたので、感動しました。データを用意したら、アプリを作るのは一時間もあればできます。慣れたらもっと早くできるかも。
Glide上でどういうパーツを表示するか、各パーツのデータ項目をどれにするか決めれば、それっぽいアプリが完成です。
実際にモバイルアプリを作ってみた
実際に、このブログで紹介してきたMBA関連のおすすめ本をまとめたアプリを作ってみました。
まだ本のすべてを登録できていないですが、とりあえずアプリはできました。
作ってみた感想としては、機能はそれほどリッチなことができるわけではないものの、ユーザーコメントも書き込めるし、画像を登録したり、動画を表示したり、地図を表示したりもできるので、「それっぽいもの」をクイックに作る点ではいろいろ使い道があると思いました。
ギャラリー的な作品集、社内マニュアル、営業する企業一覧、イベント案内、旅行のしおりなど。使い道がいろいろ思い浮かぶし、とりあえず無料で簡単にできるので、「とりあえずモバイルアプリ作るか」的なノリで充分いけます。
あと、スプレッドシート入力の仕方を工夫したり、地域に分けて設計することで、様々な人の表示などができます。ユーザにコメントや編集をお願いすることも可能です。
GoogleスプレッドシートにIFTTTやZapierで連携させることで、もっと用途は広がる気がします。作り方を覚えて「こんなに簡単にできるのか」と知ると、いろいろ使い方のイメージも膨らみますよね。
地図表示は注意が必要か
一覧にある住所情報から地図を表示することができるのですが、どうやらGlideが採用している地図サービスにAPIの回数制限があるらしく、全ては表示されないケースがありました。
Glideが使ってる地図サービスMapBoxについて書かれたこちらの記事が、参考になります。
【Glide】マップ表示にMapBoxが使われるようになったので位置が不正確です。住所から緯度経度を調べる【Spread Sheet】 | こだいらあたりでCivicTech
地図表示だけなら、Googleマップのマイマップ機能が良いかもです。
あと、ややバグらしき動きもありました。スプレッドシートを編集しても、うまく表示されないケースがあったりしたので。まあ、無料なので文句は言えませんが。
とりあえず、NoCodeの世界を体験するために、Glideを試してみましたが、すごい簡単すぎて世界が広がりました。簡単なアプリだったら、即効量産できそうです。興味ある方は試してみてください。
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