非正規雇用比率が高い業界ほど生産性が低いという現実

前回のJINSの記事を書いているときに調べていて面白いと思ったのですが、ちょっと違うネタなので記事を分けて、書こうと思います。

 

非正規雇用が多い業界ほど、生産性が低い?

非正規雇用というのは、右肩上がりで上昇してきていて、2014年では37.9%が非正規雇用の従業員だそうです。

で、JINSに関する記事を書いていたときに、「小売業や飲食業は非正規雇用が多いイメージがあるけど、そういう統計データあるのかな」と思って調べてみたら、ちゃんとありました。厚労省の資料に。

それで、業界別のデータだけでなく、それと生産性との関係がグラフで示されていたんですね。それが以下です。

業界別の非正規雇用率と生産性の関係

引用:第4回 日本の「稼ぐ力」創出研究会 雇用システム改革 事務局説明資料(PDF)

恐らく、BtoC系のビジネスモデルでは、季節変動が大きく発生してしまうため、非正規雇用による柔軟な労働形態が合理的になっているんだと推測します。

ただ、労働条件が正規と非正規で異なることがあり、それが生産性に違うを生んでいるということなんでしょうかね。

 

それが正しいとすると、ユニクロやスタバなど様々な企業が正社員化、雇用の多様化を行っています。それが、やはり自らの生産性向上に寄与すると判断しているのだと思われます。

 

労働市場改革が必要だと随分前から言われていますが、もっと多様な条件で働けるようになると、様々な人が労働市場に参画できるようになるし、全体で生産性も上がるんじゃないでしょうかね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です