今日は、久々にWordpressネタです。
ブログでもホームページでも、滞在時間を伸ばしたり(長く閲覧してもらったり)、直帰率を下げたり(訪問したら2ページ、3ページ見てもらったり)してもらうことで、できるだけ訪問してもらった人にとって価値がある内容にしたいはずです。
そして、内容も当然重要ですが、小さな改善を積み重ねることで効果を出していくことが、Webサイトの醍醐味でもあります。
そんな中で、こういう記事を見つけました。
平均ページ滞在時間を218%増やしたWordPressプラグインTable of Contents Plus
目次を掲載することで、モバイルの滞在時間が増えたとのことです。
Webサイトを読む人の大半は「斜め読み」
なんで目次を付けることで、モバイルの滞在時間が改善したのかってことですが、今のWebサイトの読み方と関係があると思っています。それは、ほとんどの人は見出しを中心に斜め読みしているってことです。
自分もそうですが、じっくり読むのなんて少なくて、ほとんどはざっとスクロールして、目につくキーワードや見出しで記事の内容を推測しています。だから、じっくり読んでもらう前提でコンテンツ作るのが本当に正解なのか?ということは、Webサイトをつくる上では考えなければいけません。
だから、目次、見出し、要約を付けておくことが、斜め読みでざっと通りすぎていく人たちにも情報を届けられる可能性が高まるのです。そういえば、livedoorニュースも各記事の冒頭に要約を表示してますね。
参考: スマホ時代に「全文読まなきゃ理解できない」コンテンツは失敗する
自動で目次挿入するプラグイン「Table of Contents Plus」でモバイルの結果が改善した!
もうすっかり有名だと思いますが、「Table of Contents Plus」というプラグインを使って、記事に自動で目次が挿入できるようにしました。
何個以上見出しがあるときは目的を表示する、とか、番号のスタイルとか結構細かいところまで設定できます。
で、実際にこのプラグインを導入して効果測定したら、モバイルの平均セッション時間と直帰率が改善しました。わずかですけどね。この結果は、2週間強計測した結果です。
ただ、見てわかると思いますが、改善しているのはモバイルトラフィックだけで、全体としては低下しています。この違いはなんなんでしょうね?
目次を付けるのはPCユーザーには良くない?
この数字を見れば、平均セッション時間や直帰率が悪化しているので、目次をみてすぐに帰る人の割合が増えたんじゃないかと推測されます。
ただ、目次というのはすぐに記事の全体像を把握する効果があります。そこで思いついたのが、「あとで読む」サービスの存在です。記事の目次をみて、あとで読もうと思ったらPocketやInstapaperなどに送るんじゃないか、と。
というわけで、久々にPocketのPublisher画面にアクセスしましたよ。
Pocket for Publishers: Dashboard
これでみると、値が好転していました。ただ、最大の難点はPocketのPublisherの指標がえらくわかりづらいこと。。。。本当に向上しているのかどうかは、自信が全く持てません。
ただ、モバイルは好転するのがわかりましたし、個別の記事でみると、PCで閲覧されていても特に劇的に下がっているような傾向は見られません。なので、しばらく目次を表示させたまま様子を見ようと思います。
ちなみに、「Table of Contents Plus」を設置すると、検索時にも目次が表示されるようです。
検索時のCTRへの影響は?プラグイン「Table of Contents Plus」によって生成される見出しリンクの話
WordPressユーザーは、ぜひ一度お試しあれ。