コーチングの技術

コーチングの技術―上司と部下の人間学 (講談社現代新書)
菅原 裕子
講談社
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最初に、コーチングとはどういうものか、ということを理解するためには適した本。わかりやすく、きれいにまとまっている。
 
印象的だったのは、最初のテニスのエピソード。最初、普通にラケットを持たされてテニスに挑んだ著者は、全然うまくいかず、いらだっていた。そこで、コーチに「バウンド・ヒット」をやれ、と教わる。(飛んでバウンドしてきたボールを、単純に当てろ、という意味。)
 
これを教わることで、ボールを当てて返せるようになり、楽しくなった、ということらしい。

結果ではなく、行動を目標にする

 「行動目標」という言葉があり、特に営業の分野で注目されているらしい。(この間、ガイアの夜明けでも取り上げられていた。)
 
組織のモチベーション向上と成果主義のため、上司と相談して目標を設定し、定期的に達成度を評価する、という制度がある。本書を読んで、目標設定するときは、注意しなきゃいけないな、と思った。
 
よく、売上○○%達成する、とか、コスト○%減にする、とかいう目標を立ててしまうが、それがその人の役割にあった目標であるかはよく考えないといけない。売上責任のない社員が、売上達成を目標にしてはいけないし、コスト管理に責任のない人がそれを目標にするのはおかしい。
 
ただ、営業は「売る」のが仕事だから「売上」が目標になってしまいがちになる。こういう場合に、「行動目標」を設定する。売上責任のある上司から、それを達成するための行動として、「一日○○社に訪問する」とか、具体的な行動を目標にさせる。
 
 
人がモチベーションを上げるのは、ちょうどよいストレッチ幅のある目標を設定したときだ。気をつけよう。

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