友人に誘われ竹中総務大臣の講演を聞いてきた。 忘れないうちにその内容をまとめてみる。
「構造改革 残された論点」
Q.この国の総理になって、景気を回復するためにはどうするか?
A.国民が貯蓄 →銀行が企業に投資 →企業の技術者・経営者が投資に応える
このサイクルを、戦後その通りに実行して日本経済は発展した。 しかし90年代バブルが崩壊して、その通りに実行できなくなった。 バブルが崩壊してこのサイクルのどこが悪くなったかといえば、「銀行」の部分。 不良債権が発生し、銀行が企業に投資できるような状態ではなくなった。
そこで、構造改革によってまず不良債権を2年半で半減させた。 次は規制の問題。 日本のような高度化した経済では、自由度を増やさなければいけない。 例えば放送と通信の問題。GyaOのようなインターネット配信は、現在テレビのコンテンツを再利用するようなことはできない。これはテレビのような放送とインターネットのような通信では、著作権に関する問題が違うからだ。通信には著作権をクリアするには非常に複雑になっている。
もう一つの例が郵政民営化。そもそも郵政事業を民営化することで、どのようなメリットが得られるのか。それには2つある。
1. 企業への投資の増加 現在は企業への融資が法律で制限されている。そのため200兆円という、日本の目がバンクの総額を超える郵貯のほとんどが国債を買うことに使われている。これが民営化されれば、企業に貸付を行うことができるようになり、市場に資金が流入することになる。
2. 資源の有効利用 例えば東京駅の近くにある東京中央郵便局。現在は5階建てになっている。一等地でなぜ5階建てになっているかといえば、郵政事業以外の事業は制限されており、それ以上のスペースを必要としないからである。これが民営化されれば、不動産業なども可能になり、高層ビルにして資源の有効活用になる。
このように、これからも日本は強い経済構造を作っていかなければならない。周囲の環境も変化していく。中国の所得水準は、現在は日本の40%。しかし、2050年には日本の6倍にもなる。日本国内では格差の問題が議論されているが、地理的・時間的にもマクロの視点で考えれば、今構造改革を止めるような阻害要因は避けるべきである。
記憶とメモに頼って書いているので、内容は微妙に違う点はあるかも。 他にも教育に関する対談があったり、示唆に富むような内容が多かったが、 うまくまとめられないのでとりあえずこんな感じで。面白かった。
デザイナーズマンション
デザイナーズマンション
テレビ業界の自壊 ~放送と通信の融合~
「テレビ局と代理店が組めば何でもできる」
迷うこと無く、こう言い切ったとあるキー局スタッフの発言には耳を疑った。日頃、“公共性”を声高に説く、テレビ局社員としては、言語道断のあるまじき発言である。
「テレビは編集一つで良くも悪くもイメージを
竹中平蔵大臣、自殺か
竹中平蔵総務大臣(55)が自殺したという未確認の情報が流れました。
小泉純一郎首相(64)がアメリカへ出かける直前の6月23日頃のことだそうです。
結局騒ぎは「ガセだった」ということで終息したのですが、竹中平蔵が精神的に追い詰められているのは事実のようです