自分の机が整理されていない人は「トヨタの片付け」を読めば大丈夫

中小企業診断士でも5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)を勉強しましたが、これを読むと製造業の人でなくても、仕事における片付けの重要性を理解できるようになると思います。

とりあえずこれを読むと、自分の机とか身の回りを片付けたくなりますし、いろいろ業務を当てはめて工夫したくなってきます。

本の内容としては、5Sである整理・整頓・清掃・清潔・しつけの順に説明されていますが、大切なのは、これらの作業を「仕事」として捉えることです。本書の中では、以下のように書かれています。

「清掃は、仕事ではない。仕事の合間にやるもの」と考える人が多いですが、トヨタでは、清掃は大切な業務の一部としてとらえています。 清掃は、散らかったあとや汚れたあとにやるものではありません。日頃から習慣化するものなのです。

なぜ仕事として捉えられないかといえば、「仕事の結果に直結している実感がなく、余分な作業」と感じているからだと思います。トヨタ流の考え方はそうではなく、「仕事の成果を高めるために、片付ける」ということなのです。

そして、実際に自分のオフィスの机を片付けてみたら、15分できれいさっぱりになったし、必要なドキュメントをすぐに取り出せるようになりました。他にもいろいろ片付けてみようと考えがわいてきます。

さらに、いつでも清潔で生産性の高い職場を作るために、率先した片付けや、メンバーが片付けをしやすくする仕組みづくりが、リーダーには必要なんだなということが、新たな発見でした。

ぜひいろんな人と、この「オフィスを片付けよう」と思う気持ちを分かち合いたい!