今日は自分のメモ程度です。すみません。
長谷部誠がヴォルフスブルグからニュルンベルクへ移籍しました。3年契約で、移籍金は250万ユーロ(約3億円)とのことです。
ニュルンベルクが長谷部獲得合意を発表 (GOAL) – Yahoo!ニュース
ヴォルフスブルグ的には成功なディールでは
長谷部は、元々浦和から移籍金ゼロで獲得しています。このサイトで、海外へ移籍した日本人選手の移籍金を確認することができます。
海外日本人選手の移籍金・年俸一覧 – 移籍金・年俸ランキング | サムライサッカーMAGAZINE.com – 海外で活躍する日本人選手情報満載!
それが今回は3億円の移籍金を獲得できたので、まさに安く買って高く売れたんだと思います。
「ジャパンはなぜ負けるのか」にも書いてありますが、こういう移籍市場の戦いというのは、チームの結果とお金の関係を読み解く上で非常に重要です。この本では、20代の初めで買い、30歳になる前に売れ、と書いてあります。それが最も選手の実力をチームに取り入れ、かつ衰えが他のチームからも目に見える前に高く売れるからです。
そういう観点でみると、長谷部は29歳。ヴォルフスブルグから見ると良いタイミングと見られても不思議ではありません。
ニュルンベルクは投資効果を出せるのか
長谷部が所属していたヴォルフスブルグとニュルンベルクでは、クラブの規模が結構違います。選手人件費のデータがありましたので、リンク貼っておきます。
また「ジャパンは負けるのか」の話になってしまいますが、選手人件費と勝ち点は非常に相関関係があると言われています。つまり、選手人件費が多いチームほど勝てるチームになる、ということです。そういう意味では、今回長谷部は出場機会を求めて、選手人件費があまり多くないチームに移籍した、というのは個人としては正解な気がします。
一方で、ニュルンベルクは清武に始まり日本人を積極的に引き入れていますが、どういう戦略で進もうとしてるんでしょうかね。今回の移籍金の金額を見ても、ニュルンベルクの規模からすると結構大きな取引だったんじゃないでしょうか。(とはいえ、相場観からするとちょっと値切ったかもしれません。)
まあ、今後長谷部が出場機会を増やし、チームが勝てるようになればクラブとしては良いんじゃないでしょうかね。あと、清武は早めに結果を残し、ニュルンベルクに移籍金というお土産を残すべきだと思います。
なんとなく今回の報道で、長谷部も選手としてはピークを過ぎたのかもしれないなーと改めて思ってしまいました。とはいえまだまだやれる年齢だと思いますので、ブンデスで頑張って欲しいものです。ブンデスリーガはプレミアリーグに次いで大きなリーグですし、観客動員数などリーグ全体で非常に勢いがあるところでもあります。そういうところで日本人選手が多く活躍する、というのは日本サッカーにとっても意味があると思いますし。
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