アメリカのジョージア州で、オープンソースとクラウド利用によって、コスト削減を達成した、という記事がありました。
Georgia Saving Millions with Open Source Technology
ちょっとメモ程度にさくっと思ったことを書いておきます。
5年間で470万ドルの削減効果
オープンソースCMSの「Drupal」の利用と、自前のサーバからクラウドホスティングへの利用に切り替えたことで創出、という内容になっています。自前のサーバは20ほど。スケーラビリティもなくなっていたので、クラウドホスティングで拡張性も実現した、となっています。
ホームページで20サーバってどんだけ大きいんだ?と思ったら、州で見ると人口1,000万人ぐらいいるんですね。(ちなみに、東京都が1,300万人ぐらい。)
年間1億円ぐらいの削減効果、というのは結構大きいですね。
ちなみに、日本の自治体クラスになると、拡張性などは災害時などよほどトラフィックが集中するとき以外は求められない気がします。
CMSはDrupal
Drupalってどこかで聞いたな、と思ったら過去にこのブログで書いてましたね。
行政機関で普及が広まっているコンテンツ管理オープンソース「Drupal」 | Synapse Diary
冒頭の記事に書いてあったホスティングサービス「Acquia」のホームページによると、アメリカ政府の24%でDrupalが利用されているそうです。
ちなみに、実際のジョージア州のサイトは以下です。
Georgia.gov
[scshot url=”http://georgia.gov/”]
モバイル対応が急務
冒頭の記事では、コスト削減の次はモバイル対応だ!って書かれています。ホームページへのトラフィックの15~40%程度がモバイルからになってきていて、アクセシビリティとしては急務なんじゃないかと思います。
レスポンシブデザインという言葉は叫ばれていますが、まだまだ普及していないのが現状なのではないかと。
民間の小売なんかではオムニチャネルという言葉で、複数のチャネルをシームレスにつなげるという考え方が登場しています。ホームページも単なる情報掲載からどんどん進化している、という感じですね。