マイクロソフトが都市プラットフォームになろうとしている

マイクロソフトが、ITソリューションによって都市問題を解決する取り組みを発表しました。

ITで都市問題を解決へ–マイクロソフトが世界で展開する「CityNext」の可能性 – ZDNet Japan

これを読んで感じたのは、マイクロソフトは、新たなプラットフォーム戦略を打ち立てようとしている、ということです。「都市」というものを新たなプラットフォームの単位として、都市問題に紐づく公共エリアの事業に対して様々なマイクロソフト製品やサービスを打ち込んでいく戦略です。

プラットフォームは、以下の特徴があり、今回のマイクロソフトの提案はこの特徴に合致していると思います。

1.2つ以上のグループを結びつける 2.あるグループは他のグループを必要としている 3.グループ単独では得られない価値を創出している 4. グループ間の相互作用に外部ネットワーク効果(いわゆる口コミ)を創出し、新しい価値を創造するしくみを担っている
プラットフォーム戦略の本質(平野敦士カール) – ガジェット通信

都市には様々な機能があり、たくさんの事業が関連し合っています。それをITという軸で再編成しようとしていると思います。

 

ところが、これを聞いたときに「IBMも似たようなことを提唱してなかったっけ?」と思い出しました。Smarter Planetです。

IBM スマートな都市 The Smarter City – Japan

改めて、IBMの先見性に驚かされます。

 

今後のIT企業の主戦場のひとつとして、都市などの公共機関が活発になるんでしょうかね。もっと都市が効率化するのであれば、個人的には大歓迎です。