ICT産業のスキル・ノウハウは日本社会の発展に寄与できる

ここ最近はずっと、日本でもオープンデータが話題になっています。内閣官房でもオープンデータは議論が進んでいますし。

世界でもオープンデータは随分前から議論されたり、実際に行動につながっています。最近だと、EUがオープンデータに関する規則を整備している。

欧州議会、オープンデータに関する規則を認証 | エンタープライズ | マイナビニュース

 

さて、そのオープンデータに関連してTEDに面白いスピーチがあったので紹介しておきます。

 

GitHubとオープンデータ

興味深いなと思ったのは、GitHubの考え方とオープンデータを結びつけていることです。GitHubというのは開発者界隈以外はあまり知られていないのかもしれませんが、開発したプログラムを一元的に保管するためのサービスです。

プログラムを複数人で開発する際は、ちゃんとバージョンを管理しないとどれが最新版で、どれがバグを修正したものか、というのがぐちゃぐちゃになってしまうので、バージョン管理の仕組みが発達しています。

バージョン管理というのは、基本的には1つの正しいプログラムを管理する、という考え方に基づくのですが、GitHubというのは、これまであったバージョン管理の仕組みから考えを変えて、複数人が派生したプログラムまで追跡・管理できるようになっています。

GitHubはWebの発達、オープンソース文化の進展と関連があるのですが、それは今回の本題ではありません。

 

IT業界のノウハウが社会に還元されていく

冒頭のテーマに戻ると、この動画の主旨はGitHubと同じように、政策や法律についても履歴をたどれるようにする必要があるのでは、ということです。日本でも「Code for Japan」が始まるようですし、こういうIT系の考えが政策や行政運営に反映されてくるのかな、と思いました。

ITやWebサービスでは、きっちり考えをまとめてやるよりは、まずは最低限の形にしてから改善していく、というアプローチがあります。それ以外にも、プロジェクト管理や品質管理など、IT界隈では業務プロセスに影響を与えるような枠組みがたくさん開発され、体系として整理されてきています。こういう発展している産業の技術が、社会に波及していく形が今後はもっと加速するのかな、と期待しています。

 

日本のICT産業の投資水準は低い

一方で、ICT産業のGDP寄与率は高いものの、電子政府など国のICT評価は低く、GDP比率に対するICT投資の割合も先進国の中で最低の水準にあります。

ICTが導く日本再生の道筋|総務省(PDFファイル)

なぜ進展しないのかというと、ICT投資の効果に関する経営者の理解が低い、IT技術者の数が足りない、などいろんなことが言われていますが、とりあえず低い水準にあるのは間違いないわけです。これを打開していくことが、日本の産業発展に寄与するはずです。

 

というわけで、IT企業が努力していく以外でも、IT技術者の教育、Code for JapanなどNPO法人の取り組みなど、様々なアプローチで社会の発展が図れると良いな、という、別に結論があるわけではない記事になりましたが、個人的な願望を書いておきます。

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