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今日Flickrからメールがきていて知りましたが、Flickrのサービス内容が大きくアップグレードされました。僕はProアカウントを購入してたんだけど、アカウントの種類が変わったり、サービス内容が見直されたようで、ビジネスモデルのレベルで変更があったようです。
アカウントの種類
これまでのFlickrはFreeとProの2種類でしたが、今回の変更で3種類になったようです。
アカウントの種類 | 内容 |
---|---|
Free | 無料。容量は1テラバイトまで。広告表示。 |
Ad Free | 年間49.99$。広告非表示。 |
Doublr | 年間499.99$。容量は2テラバイトまで。広告非表示。 |
Flickr: Help: Free Accounts, Upgrading and Gifts
というわけで、既にProアカウントという考えはなくなりました。
この変更をどう考えれば良いか?
基本的に、料金の源泉は容量ではなく、広告の表示/非表示になったということです。ちなみに、1テラバイトあると、50万枚以上の写真に相当するそうで。
Flickr: Help: Free Accounts, Upgrading and Gifts
個人からみれば、有料になる理由は減ったんじゃないかと。まだあまり広告がどう表示されるのかわかっていないですが、あまりにもうざく感じなければ、有料になる人は減るんじゃないかという気がします。
Googleも写真などのデータ管理を15GBを無料で提供していたりするので、Flickrも競争性を打ち出さなければいけない状況で、Flickrの門戸を広げるという意味では、良い変更になったんじゃないかと思います。
Flickrのビジネスモデル
Flickrはデータ容量を中心とした有料モデルではなく、広告収入+料金徴収モデルに変更したといえます。どちらかというと、広告の比重が大きくなるのかな。
このあたりの記事から、ハードディスクの容量が劇的に低下しているのがわかります。
HDDの価格下落の傾向を調べてみたよ (2001年~2009年) – ぱらめでぃうす
一方で、世界でみてもネット広告のシェアは広告市場で伸び続けており、約2割のシェアがある。
ネット広告、世界でシェア2割に 12年は10兆円 :日本経済新聞
あとは、広告がどの程度マッチング効果があり、広告媒体としての価値があるか、ということにかかってくると思う。
Yahooに買収されてからあまり変わっていないと言われていたFlickrも、ついに新しい方向に進みだしたようで。ユーザーとしては良い方向に改善して欲しいもんです。
ヤフーがどのようにFlickrをダメにしたのか? スタートアップが大企業に買収されるということ : ギズモード・ジャパン