「新人」を卒業して、自分に自信を持って仕事をする方法

「自分に自信がないんです。」

そう思っている後輩に、たまに遭遇する。およそ誰でも通る道なのだろうと思う。仕事を覚えても、自分のやっていること、考えていること、判断などに自信が持てない。意見を出しても誰かに否定されてしまう。

人は誰しも不安になる。本当にこれで良いのだろうかと思ってしまう。しかし、それでは自分の仕事の幅を広げていくことは難しい。

それを乗り越えるためにはどうすれば良いか。それは、「自分が何に不安を抱いているか」を、具体的に考えることだ。

 

悪いサイクルにはまってしまう例

例えば、何かを調べて、資料を作成する仕事があるとする。いろいろ調べて資料を一通り作ったものの、やっぱり自信が持てない。上司に「とりあえず見て下さい」と資料を託す。そして、たくさん指摘が返ってきて、「ああ、やっぱり自分はできなかったな」と思う。

これだと、自分がいつまでたっても上司の判断を超えることは難しい。

 

自信がないときは、その原因を考える

一通り資料を作り、自信が持てないと感じたら、「なぜ自信を持てないのか」を具体的に、詳細に考えていく。それは、根拠となる資料集めが不十分なのかもしれないし、自分の自信のなさを表現するように文章が曖昧だからなのかもしれない。あるいは、単なる杞憂で、とりあえず今は心配する必要がないのかもしれない。ひとつ言えるのは、自信を持てない理由はちゃんとあると思うのだ。それを具体的にすることで、自分の自信がない部分と、それをどう乗り越えれば良いのかが、もう少ししっかりと自分の中で見えてくるはずだ。

情報が不足しているのであれば、もっと集める方法を考えれば良いし、アイデアが欲しければ上司に「アイデアを出して欲しい」と相談してみてもいいかもしれない。

 

やってはいけないこと

やってはいけないのは、「何となく不安だから、とにかく全部見て下さい」とやってしまうことだ。これをやると、自分が何に対して不安があり、どれは自信があるかをはっきり自覚できない。加えて、上司からみてもどこまで理解しているかを判断する材料が乏しくなってしまう。

 

自信を持って仕事ができれば、いろいろ仕事の幅が広がる。仕事の幅が広がることは、自分が社会に対するインパクトを大きくできることだ。いろんな人に自信と持って頑張って欲しいと思うし、僕も頑張ろうと思う。