オープンデータの機運は、日本でもだんだん高まっている。具体的な取組事例も生まれているし、国や自治体が積極的に政策に盛り込む動きも出ている。というわけで、オープンデータを効率よく理解するための動画をここで纏めておこう。
ティム・バーナーズ=リーが示す次のウェブ
World Wide Webの創設者が語る、開かれたWebの世界。改めてみてもプレゼンが秀逸。オープンデータがなぜ必要かがよくわかる。Row Data Now!
オープンデータが拓く未来
国際大学GLOCOMが開催した公開シンポジウム。2012年5月のもので、欧米でのこれまでの流れや、オープンデータにまつわる用語が整理されていて、入門編として良い。
公開シンポジウム「オープンデータが拓く未来 〜動き出した日本の公共データ活用〜」: GLOCOM
オープンデータ活用事例の紹介
オープンデータ流通推進コンソーシアムが開催したシンポジウム「オープンデータは社会を変えるか私たちが今取り組むべきこと」での講演内容。実際の活用事例や、公開時の問題点、注意すべきポイントなどが纏められていて、オープンデータとしての取り組みに何が必要か具体的に理解できる。
第二部のパネルディスカッションも結構面白い示唆が含まれてる。
オープンデータ流通推進コンソーシアム第4回利活用・普及委員会
こちらもオープンデータ流通推進コンソーシアムが3月13日に開催したシンポジウム。総務省の実証実験など、どちらかというと国からのアプローチが内容としては多いかな。
個人的には、まだ市民など一個人や企業からすると、魅力的なキラーコンテンツは登場していないと思っていて、いわゆる「キャズム」はまだ超えていないと思っている。ただ、データを公開する流れは間違いなく強くなっているし、今のところ逆行する気配もない。仕組み作りやどういうコンテンツができるか、など課題は多いが、今後もこの流れは止まらないだろう。