上司を上手に使うスキル

ふと自分の中でホットトピックになったので、軽くまとめておく。

ピラミッド構造を取る組織は多いと思うんだが、組織をうまく回すコツに「上司を上手に使う」っていう点があると思うんだよね。

 

上司より自分の方が現場を知っている

上司を上手に使うスキルが必要なのにはちゃんと理由がある。それは、上司と部下で情報の非対称性が存在するため。

組織はピラミッド構造だから、自分の上司は現場の全部を知っているわけじゃない。だから、現場の情報を的確に教えてくれる人間は貴重なわけです。それによって、完全とは言わないまでも情報の非対称性を埋めることができるから。そして、非対称性があるということは、部下が情報を発信しないといつまでも非対称性が解消されないことにもなる。だから、部下が上手に上司を使うスキルが必要になる。

 

スキルを発揮すれば良い組織になる

これには良い効果があって、上司と部下の間の風通しがよくなることが多い。もちろん一概には言えないけど。だけど、自主的に考えた意見を進言してくれる部下を大切にしない人とか、どうかと思うしね。ちゃんと考えて進言していけば、お互いに思っていること、考えていることを言いやすい空気ができるんじゃないかなあと思う。

あと、結果として上司にちゃんと責任をとってもらえる。そもそも自分の責任範囲を超えているから進言しているのであって、それをちゃんと考えて行動すれば、上司は上司の責任を取ってくれるだろう。

 

こういうスキルはどのポジションでも必要ではあるんだけど、きっと中間管理職になってくるとこういうスキルが顕著に求められるようになる気がするな。上司はうまく使うものだし、上司である人もそれを承知で立ち振る舞うのがかっこいいよね。