今の経済構造に気づくために読もう


人々はなぜグローバル経済の本質を見誤るのか
水野 和夫
難解である。本の中には数字とグラフが並び、その隙間から経済構造への見解がこぼれ落ちてくるようだ。
それでも、この本が多くの示唆に富む優れた本であることは間違いない。恥ずかしながら、こんな類いの経済書を読んだことはなかった。
今はサブプライム問題を契機に傾き始めたアメリカと、それを取り巻く世界のマネーサプライの仕組みも明らかにしてくれる。
また、近代だけでなく、考慮の対象を古代まで広げ、経済の仕組みがどのように変わってきたかを示してくれる。その中には、現代に当てはまるものもあれば、当てはまらないものもあるのだと気づかされる。
現代の日本社会は二極化しているとよく言われるが、二極化していくその要素は、次のものがある。
・企業がグローバル経済圏であるかどうか
・企業が地方部か都市部か
さらに世界という枠でみれば、英語圏と非英語圏でも実質成長率に二極化が生じているのだそうだ。これはショック。
読み解くのが難しい本ではあるけれども、そこらへんの経済書では得られない気づきが本当に多い。ちゃんと理解し自分のものとするには、あと数回は読まないとだめなんだろうな。

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