縦割り組織を防ぐ方法

会社などの組織がいると、必ず飛び抜けて優秀な人というのはいるもんで、そういう人はすごいスピードで出世というか活躍の場を広げていく。あるいは、入社の段階から職種を分けて採用して、自然と(あるいは意図的に)高度な業務をこなす人材とそうでない人材の階層制が構築されている場合もある。

こういう場合、組織内で階層による対立が生まれて、相互理解どころか連携が全くできずに組織が分断されるリスクが出てくる。情報を共有しようとしない。お互いの仕事の内容がわからない。縦割りの弊害みたいなのが発生してしまう。

これを組織の中でどう解消するか。そのひとつの例を教えてもらった。

 

それはアメリカの海兵隊の話で、海兵隊では下士官が士官候補を養成するのだそうな。下士官は、士官の下の階級に位置付けられるので、いわゆるキャリア/ノンキャリアの関係になる。だから、自分たちが鍛える士官候補は、いずれ自分たちの上司になるわけだ。

こうやって、いずれ上司(部下)になる人と同じ釜の飯を食べる状況が作られることで、時間が経っても対立が生まれづらくなるらしい。指揮命令するときも下士官に対する配慮が生まれるし、現場側も管理層への理解・忠誠につながるんだとか。

 

こういう形で横断的なつながりを強制的に作ることで、組織の分断を防ぐ方法があるんだなーと感心してしまった。社内のイベントだったり、合宿や合同研修だったり、いろんなところで組織をミックスするきっかけはありそうだよね。

#本当かどうかは知らないよ。飲み会で誰かに聞いた話。