新国立競技場の設計・建設に向けての検証報告書が出ました。
この内容についてニュースになっていますし、文科相が辞任という流れになっていますが、少し気になったので、この検証報告書をテキストマイニングしました。
新国立競技場に関する検証報告書をテキストマイニングする
その結果が以下です。ちなみに、報告書の核心である三章と四章を分析対象にしています。
あまり特徴がない感じですね。だいたい聞き慣れた単語が並んでるようです。
今度は共起ネットワークでも見てみたいと思います。
多すぎるとネットワーク図としてわかりづらくなるので、単語数は絞っています。それっぽく関係ある単語で固まっていますが、あまりここから意味を見出すことは難しいですね。かろうじて、「意思決定」が重要視された内容である、ということは言えるかもしれません。
それ以外、日付などありきたりな単語は削るなど、分析の精度は工夫の余地がありそうです。
「新国立競技場」を含むツイッターをテキストマイニングする
今度は、ツイッターで「新国立競技場」を含むつぶやきをテキストマイニングしてみました。9/24時点のものです。
こうやってみると、「責任」「問題」「検証」というのがフォーカスされていますね。また、「文科」というキーワードも多くなっています。また、「毎日新聞」や「産経新聞」も登場しており、ニュースメディアが取り上げた情報が出ていることもみてとれます。
というわけで、実際の報告書とツイッターの情報を、テキストマイニングで比較してみました。こうやってみても、メディアがある程度要約し、論点がフォーカスされた情報が流通されるんだな、と感じました。
報告書は60ページもありますし、なかなか直接目を通す人は少ないでしょう。その分、要点を伝えるニュースメディアの存在も必要だと思いますが、少しは報告書がどういう文章で構成されているかは、わかったでしょうか。