日頃、Podcastを聴いているんですが、その中に「伊藤洋一のRound up WORLD NOW!」というものがあります。
http://www.radionikkei.jp/roundup/
その中で、スターバックスが時価総額でマクドナルドを抜いて、飲食チェーンとして世界一になる、という記事が紹介されていました。こちらでも書かれています。
http://arfaetha.jp/ycaster/diary/mac.html
で、スターバックスとマクドナルドの時価総額や売上高など、各種の指標を比較してみました。
指標 | マクドナルド | スターバックス | マクドナルド/スターバックス |
時価総額(百万円) | 94,802.618 | 85,697.708 | 1.10 |
売上高(千USドル) | 27,441,300 | 16,447,800 | 1.67 |
営業利益(千USドル) | 7,949,200 | 3,081,100 | 2.58 |
営業利益率 | 28.97% | 18.73% | – |
ROE | 31.29% | 49.29% | – |
店舗数 | 36,258 | 22,088 | 1.64 |
確かに時価総額はマクドナルドがスターバックスの1.1倍になっており、迫っていることがわかります。ただ、売上高や営業利益率でみると、マクドナルドの方が全然高い。。。
売上高と営業利益率をグラフにすると、以下になります。
数値の違いをみると、ROEがスターバックスの方が大きくなっています。株主資本をうまく使って稼いでるのはスターバックスだ、と見ることができますし、成長してきているという点でも、マクドナルドに迫る勢いだ、と見られているのかもしれませんね。
冒頭の記事に戻り、時価総額をWikipediaでみると、こう書いてあります。
時価総額(じかそうがく、Market capitalization)、株式時価総額とは、ある上場企業の株価に発行済株式数を掛けたものであり、企業価値を評価する際の指標である。時価総額が大きいということは、業績だけではなく将来の成長に対する期待も大きいことを意味する。時価総額は企業尺度や企業の実力の一面にしかすぎないが、市場の期待値を反映した尺度の一つであり、一般には企業の利益や資産が大きいほど時価総額も高くなる。しかし、株価は時に過大(過小)評価される場合があるため、絶対的なものではない。
ということで、スターバックスの方が成長性や、ターゲットとする客層の違い(スターバックスは所得が高い層、女性をメインとしており、消費に強いと言われている)などから、期待が高いと見られているんだと思われます。
ちなみに、店舗数は以下から拝借しました。売上高も同じぐらい開きがあるから、実は 店舗あたりの売上高はそれほど大きな違いはないんだなーと、ふと思いました。
マクドナルド 米国でも店舗数減へ 【MCD】 | アメリカ株でアーリーリタイヤを目指す
スタバの店舗数が世界2.2万軒を突破 売上は18%の増加 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)