Facebookページの投稿は全てのユーザーに表示されるわけではない

Facebookページで「いいね!」しても必ずタイムラインに流れるわけではない、という話を、意外と知らない人が多かったので、書いておきます。

 

Facebookページの投稿が個人のニュースフィードに表示される割合は1~2%

意外と知らない人が多いのですが、Facebookページで投稿した内容は、「いいね!」した人のニュースフィードでは1~2%程度しか表示されません。

職業柄フェイスブックのマーケティング戦略に詳しい筋が匿名でValleywagに教えてくれた話によると、現在同社は「投稿のオーガニックリーチ(無料投稿配信数)を1、2%まで下げる」途中みたいですよ? これは全ブランドが対象です(一般ユーザーは関係なし)。例えば、ネット戦略にかなり力を入れて1600万人以上いいね!を獲得したナイキも、ただ投稿しただけでは100分の1の16万人のニュースフィードにしか流れないってこと。米ギズ運営元ゴーカーも読者のかなり大きな部分をFacebookの無料配信からの流入に頼っているのですが、Facebookを宣伝に活用している企業はみなお金を払わないと、いいね全員に投稿を届けられないことになります。

Facebookページリーチ激減り、ただ乗り終了のお知らせ : ギズモード・ジャパン

1000人「いいね!」してくれても、10~20人ぐらいにしか表示されないわけです。

厳密には、ニュースフィードに表示されるかどうかは「エッジランク」というアルゴリズムで決まっており、必ずしも固定で表示される割合が決まっているわけではありません。親密度・重み・経過時間の掛けあわせで決まると言われています。

Facebookを活用するなら必須の知識、『エッジランク』の仕組み – NAVER まとめ

この記事に書いてある通り、関係性が高く質の良い記事であれば、多くの人にリーチされるようになっているようです。

ではどうしてわたしの会社のFacebookページはリーチが異様に高いのか。もともと自分のクライアントのソーシャル運用の見本とするためにやってみせているのだが、ざっとクライアントのFacebookページ群をチェックしたところ、きちんと指示通りに運用してくれているところでは、少なくとも6%とかそういうレベルのは無かった。60%を超えているところもあった。 つまりソーシャルの運用の質によってリーチなんていくらでも変えられるってこと。ソーシャル運用におけるKPIは「ファン数の増加」ではなくて「リーチ数」なのです。そのために必須なのが「ネタ」ですよ。広告代理店に運用丸投げしたり、やる気の無い素人の社員が毎日のルーティーンワークとして投稿してもなんの意味も無いって事です。

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Facebookページはただ単に作れば良いというわけではない

ここからわかるのは、Facebookページをただ単に作っただけでは全くダメで、質の高い記事を投稿し、ブランディングを高める必要があるということです。

もしくは、広告を出稿すれば、お金で解決して表示を高めることもできます。

まあ、うまい話はないってことです。

もっといえば、Twitterは表示するタイムラインをTwitter側でコントロールすることがないので(広告は別ですが)、フォローされたら必ず表示されます。Facebookの場合は、ニュースフィードに表示する量を調整する機能が働いているので、こうやって抑制するアルゴリズムを設けているわけです。そして、ニュースフィードに流すために広告を出稿してもらうことで、マネタイズしてるわけですね。

 

今日はこのへんで。