ホリエモン話題の新刊です。端的にいって、非常にポジティブなオーラ満載で、読後感がスッキリでした。
ホリエモンについては、近鉄買収から始まって注目されているときから、「誤解されやすい人なんだろうな」と思っていましたが、この本では生い立ちも語られており、時代の寵児となるまでの経験や考え方が形成されたプロセスが、非常によくわかります。
自分に自信を持つにはどうしたら良いか
突然ですが、人間誰しも、心の中にアクセルとブレーキがあると思っています。成功したり良いことがあったときはアクセルを踏んでもっと頑張ろうと思います。逆に、失敗したり嫌なことがあるとネガティブな気持ちでいっぱいになり、自分にブレーキをかけます。両方とも大切なことです。
ただ、行動経済学でいうプロスペクト理論にある通り、人は損失を回避したい傾向が備わっていて、ニュートラルなつもりでも、放っておくとネガティブに考えがちになります。
プロスペクト理論:行動経済学&社会心理学の研究
そうやって自然に湧き出てしまうネガティブな勘定に打ち勝つためには、この本に書いてあるようなプロセスを経て、自分に自信を与えたり、リスクテイクして前に進んでいく勇気が必要になります。
「自立した人は偉い」という親の教え
少し驚いたのは、僕が小さい頃から親に言われてきたことと、ほとんど同じことが書かれていたことでした。
しかし、ベタベタ甘えることが親孝行だとは思わない。自分の人生を生きず、親の望む人生を生きることが親孝行だとは思わない。もし親孝行という言葉が存在するのなら、それは、一人前の大人として自立することだ。
僕の親は、「どんな仕事であれ、自分で自分の稼ぎを得ている人は偉い」ということを言っていました。社会人になりましたが、本当そうだなと思いますし、本書を読んで、久々にその言葉を思い出しました。
誰もがみんなホリエモンと同じようになろう、ということではありません。そうではなく、本書に書かれている考え方を自分で理解し、実行に移していくことが重要です。最後の言葉は、少し心が奮えました。良い本だと思います。
RT @reiji: ホリエモン(@takapon_jp)のゼロを読めば、素直な気持ちで働きたくなる。/とにかく働こう。ホリエモンの「ゼロ」を読むとポジティブに働きたくなる http://t.co/G0XvvyE2QZ @reijiさんから
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