麻生元首相が、岐阜で講演を行った動画があったので貼っておく。
大半は経済の話。あとは最後の方にちょっと外交の話。バブル崩壊後の不景気から現在の状況までを、経済の仕組みを簡素化しながら伝達するのはさすが、という感じ。面白かったのは、東北復興の話。
東北の仙台港を復興させるため、仙台港の水深を現在の14mから18mにするという案。今世界では最大サイズの貨物船が着岸するには18mの深さが必要とのこと。ちなみに、現在進められているパナマ運河の拡張工事では水深18mになる予定。
仙台港 – Wikipedia
パナマックス – Wikipedia
シンガポールは世界でも有数のハブ港であり、コンテナ取扱い量も世界一とのこと(2008年時点)。日本の積荷は、シンガポールで小さなコンテナ船で積み替えられている。で、大きな貨物船が着岸できるような港に再興できれば、港の要員も道路も必要になる。企業も集まる。これによって投資が投資を呼び、復興につながる、というストーリーだった。
そういえば、「公共事業が日本を救う」にも港の話が出ていたな。安直に港の深さと取扱い量が直結するようには思えないけど、とりあえずこれまでの復興の話で、政治家からこれだけ具体的な数字を含めて聴いたのは、あまりなかった気がするな。
で、自分的タイムリーでこんなまとめがあったので、ついでに貼っておく。マスメディアよりよっぽどわかりやすいよね。
【総理の器】麻生さんの政治哲学、報道されなかった舞台裏「危機をチャンスに変えろ」:哲学ニュースnwk |
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