ニトリの通販サイト「ニトリネット」が、数日間ダウンしています。
ニトリは、公式通販サイト「ニトリネット」で6月17日にリニューアルを行ったところ、リリース時に一部のプログラムでエラーが発生し、不具合が起きたと発表した。サイトはメンテナンスが続いており、5日経った22日午後4時時点でも再開していない。同社によると、23日午前10時の復旧を目指して作業を続けているという。
スクリーンショットもとっておきました。
17日から23日の午前なので、ざっくり計算しても6日間はニトリネットにアクセスできず、もちろん買うこともできない状態でした。
SimilarWebでみると、ニトリネットは月間で100万アクセスぐらいはあったようです。
また、ネット通販の売上の伸びも好調で、4年の間に2倍以上に成長しています。
参照:ニトリHD、通販売上が100億円突破、送料無料サービスなど奏功 – 通販新聞
結構力を入れてきていて、売上も伸びていたんですね。この状況でざっくり計算すると、今回の通販サイトの障害は、1~2億円ぐらいの機会損失になるかもしれません。
サイト停止が長引いてしまった原因はどのあたりにあるのか
リニューアルの目的は、主に配送側の業務効率化にあったようです。つまり、ちょっとした画面やUIなどの更新だけではなく、業務管理側の情報連携がメインだったんですね。
リニューアルは、サイトのグローバル対応やレビュー機能の実装、店舗在庫の閲覧機能、配送との連携機能などを追加するものだったが、リニューアル作業を委託した外部企業のプログラムに問題があったほか、サーバのCPU不足が原因で不具合が発生。サーバを入れ替え、CPUを強化するなどの対策を行った。
リニューアル前のニュース記事はこちらですね。
ニトリが6/17にECサイトをリニューアル、配送計画の自動化を実現へ | ネットショップ担当者フォーラム
注文状況に応じて配送計画を自動で作成することで、注文後の配送業務を効率化する狙いがあったようです。原因は、この配送自動化のクラウドサービスではないと報道されているので、今回の障害には関係ないようですが。
テストや移行検証はどの程度やったのか、とか本当の原因まではわかりませんが、システム更新などを知っているIT界隈の人たちは、「現場は徹夜で寝てないんだろうな」という、なんともいたたまれない気持ちになる案件です。
【6/23復旧見込】ニトリネットショップ障害 6/17から週をまたいで対応中 – Togetterまとめ
ニトリだと、スラックス用のハンガーを愛用してます。激安で、しわにもなりにくいので良いです。