時間の効率化や、ライフハック系の本は時々読むのですが、最近読んだのがこれ。
書いたのは、Googleベンチャーズで使われている新規事業の開発手法を著した「スプリント」の作者です。
人の意識はスマホが無限に奪っていく
今回の「時間術大全」は、特に現代の事情を考慮して書かれているのが特徴で、原題の「メイクタイム」の通り、「自分の時間を作る」のがテーマです。
本書のシステム「メイクタイム」は、生産性とは関係ない。作業効率を高めるとか、やるべきことを早く終わらせる、生活をアウトソーシングするという話じゃない。 自分にとって大事なことをする時間をもっとつくるためのノウハウ だ。
現代の敵は「多忙中毒」や「無限の泉」と表現されており、多忙な毎日に追われるのではなく、本当に自分のやりたいことに時間を使うためのテクニック集が書かれているのが本書です。
時間を奪う大敵は、昔はテレビでしたが、今はスマホが意識や時間を無限に奪っていきます。それを意識して我慢したりするのではなく、無理なく実現する仕組みを提案してくれていますので、自分の時間を増やしたいと思う人にはおすすめです。
iPhoneはスクリーンタイム機能が無敵
いくつかあるテクニックのうち、スマホの整理は改めて考えるきっかけになりました。ダラダラ見てしまうアプリは、削除するか、iPhoneのスクリーンタイムで、時間制限を設けました。
iPhone「スクリーンタイム」とは – 使い方・オンオフ設定 | 機能制限で子供の利用時にも | Beyond(ビヨンド)
数日試した感想としては、良さげ。スクリーンタイムだと、アプリごとに1日の使用時間を決めたり、曜日まで指定できます。制限時間があると思うと、アプリをなんとなく使うのを思いとどまりますね。Kindleで読書する時間が増えました。
それ以外も様々なテクニックが書かれていますが、食事関係も書いてありました。健康的な食事については、こちらが詳細で科学的なのでおススメ。
時間は全員の平等といわれていますが、「自分の時間」がちゃんと確保されているか、考えてみるきっかけになりました。