HRテックやピープルアナリティクスを勉強するための本をいくつかご紹介

最近、HRテックやピープルアナリティクスに興味を持ったので、いくつか本を読んでみました。

これらを読むと、だいたいこの領域のトレンドや技術動向を理解できるでしょう。関心ある方の参考になれば幸いです。

Work Rules

いきなり1冊目は、自分が読んでいないので紹介するのが後ろめたいのですが。。。ただ、人事系のデータを分析して科学する、というのはこの本から注目が高まったといろんな場面で取り上げられています。

入り口としては、この本を紹介しないわけにはいかないので、触れておきます。

僕は、一部Work Rulesとも内容が重複している「How Google Works」を読んだのですが、こちらでも人事領域のGoogleの考え方や取り組みがわかります。

HRテクノロジーで人事が変わる

こちらはタイトル通りのがっつりした本ではあるんですけど、人事系のテクノロジーに関するトレンドや法律面など様々な観点から語られている一冊です。

幅広くテーマがカバーされているので、これを読むだけでも、HRテクノロジー分野に関しての今の状況は十分に理解できるでしょう。むしろちょっとボリュームがありすぎて、お腹いっぱいになるかもしれません。

データサイエンティスト養成読本 ビジネス活用編

最近発売されたデータサイエンティストのビジネス活用編です。注目すべきは最後の2つが、ピープルアナリティクスに関する内容だって言うことです。

僕は、ピープルアナリティクスの記事を読みたいがためにこの本を買ったと言っても過言ではありません。ビジネス活用というテーマで、ピープルアナリティクスが取り上げられているということは、それだけデータ分析の領域でも人事は非常に注目をされているということでしょう。

専門書を1冊読むよりはライトな内容になっていますし、人事領域のデータ分析とは?という概要を理解しつつ少し事例を読めるので、ピープルアナリティクスの要点やトレンドを理解するという意味では非常に良いと思っています。

日本の人事を科学する

人事領域のデータ分析を具体的に扱った一冊です。

本書の内容をしっかり理解するためには、データ分析に関する数学的な知識が多少求められますが、それでもわかりやすさにも配慮されており、人事のデータを使ってどういう風に分析をするかというのが具体的な事例で語られているのが特徴です。

しかも日本の事例になるので、「データ分析といっても、どういうところから始めたら良いのか?
」という疑問に対して、本書は非常に参考になると思います。

タレントマネジメント概論

本書はHRテクノロジーやデータ分析ど真ん中というわけではありませんが、最近の人事領域ではタレントマネジメントは1つのキーワードになっているので紹介しておきます。

人材リソースの活用、社内の人事データの可視化、サクセッションプランやリーダー育成という様々な人事系の切り口は、「タレントマネジメント」という考え方に取り込まれています。

この1冊は、タレントマネジメントに至るまでの人材管理の潮流や、どのような考え方でマネジメントを行っていくかが具体的に書かれており、タレントマネジメントを知りたい方には良い一冊でしょう。

 

これらを読んでいくと、人事系の領域が今とても活況で、様々なサービスも登場し、管理手法も進化していっているのだ、ということがわかります。これからこれらで扱われているような考え方、マネジメント手法、ソリューションは普及していくんだと思いますし、乗り遅れないようにしたいな、と。