ナイキの創業物語。Shoe Dogは熱い気持ちになる

ナイキ創業者の自伝である「Shoe Dog」を読みました。

 

Nikeの創業までの流れはあまり知りませんでしたが、これを読んで「ああ、こうやって発展してきたんだ」と理解できました。

当初は最初、日本のオニツカタイガーのアメリカの販売代理店であったことや、途中からNikeと言うオリジナルブランドに進出したことも知りませんでした。

ちなみに、オニツカタイガーがアシックスの前身であることも知りませんでした。。。

さらに、エアーを入れたソールの開発など、技術開発としてもイノベーションを起こしていることも再認識しました。最新のハーバードビジネスレビューでも、ナイキがフライニットで余分な材料を出さず、人や社会に優しい製品開発をしているという記事がありました。

 

そういう面からも、ナイキが挑戦的な企業であることがわかります。

 

本の内容は創業から上場するあたりまでで、起業家の物語らしく非常にダイナミックで、かつ小説みたいな細かい描写になっているのが特徴です。ほんと細かいところまでよく覚えてるなぁと感心する位です。

創業の苦しみや発展の戸惑いなど、様々描かれていて読んでいて引き込まれますね。

例えば創業してちょっとした後の、このような葛藤とか。

1962年のあの日の朝、私は自分にこう言い聞かせた。馬鹿げたアイディアだと言いたい連中には、そう言わせておけ……走り続けろ。立ち止まるな。目標に到達するまで、止まることなど考えるな。〝そこ〟がどこにあるのかも考えるな。何が起ころうと立ち止まるな。

 

こういう熱い言葉も、とても感情を刺激されます。

他人のためになんて働きたくない。自分だけのもの、「これを作ったのは僕だ」と指さして言えるものを作りたい。自分の人生を有意義にする方法はそれしかないんだ。

 

ナイキは今でも成長しているグローバル企業です。

その創業からここまでに至る土台が、どういう悪戦苦闘のなかで築かれたのかがわかります。知らずと熱い気持ちになるでしょう。こんな感じに。

バルミューダ寺尾玄「もうNIKEしか履かねぇ」 | 専門店・ブランド・消費財 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準