半田で知多牛を食す

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久々に知人に会いに、半田市へ。そこでいろいろ面白い話が聞けたので、メモしておく。


知多半島は酪農が盛ん

全く知らなかったのだが、知多半島は酪農が盛んなのだそうだ。しかも、1戸あたりの頭数は意外にも日本一。知多半島の牛肉は質が良く、大阪地方の方へ流すことが多かったようだ。真偽のほどはよくわからないが、場合によっては●●牛とか高級ブランドに名前を変えて流通することもあったという話もあるぐらい。

近年は地産地消を目指し、知多半島の酪農家は「知多牛」として、自分たちの牛肉をブランド化する試みを始めている。
(愛知)品評会最優秀の「知多牛」 : どうなる どうする : 企画・特集 : 中部発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

実際に知多牛の肉をすき焼きにして食べたが、本当おいしい。脂がのっていて、やわらかい。でも味はくどくない。●●牛とか高価なブランド名を言われても納得するぐらい、申し分ないおいしさだった。

僕が食べたのは、「黒牛の里」。

美味 知多牛 しゃぶしゃぶ・すきやき 「黒牛の里クラシティ半田店」
美味 知多牛 しゃぶしゃぶ・すきやき 「黒牛の里クラシティ半田店」

知多半島物産展が熱い

知多半島を中心にして、今「知多半島物産展」がよく開催されているらしい。知多半島は、和菓子や酪農、魚介などいろいろと名産と言えるものがある。これらを集めて、セントレアをはじめ、地元の大型スーパーなどで物産展が開催され、これが好評なのだそうだ。どんどん出店数も増えているらしい。

これは、よくよく考えてみると不思議な現象に思える。物産展といえば、北海道物産展とか沖縄物産展とか、普段なかなか行けないところの名産を集めて、それが貴重であり珍しいからこそ、人は集まるものだ。しかし、知多半島物産展は、主に知多半島で盛況らしい。北海道で北海道物産展をやるのと同じだ。

地産地消はもっと本格化する

自分が東京から岐阜に引っ越したからこそ思うのだが、地方は面白い。おしゃれな店はあるし、おいしい食べ物も多い。そこでしか食べれない名産があるし、そこでしか見れない景勝地も多くある。単純にみんな、「知らない」のだ。

どこにでもある大型チェーン店などは、どこでも一律高度なサービスを提供している。これはこれで素晴らしいのだが、それだけでは物足りない。地元にもおいしいもの、良い場所はたくさんあり、知ってる人は知っている。そういう魅力を地元や周囲に伝えたいと、街おこしや地産地消などでアピールしてきたが、地元の人たちも知りたがっているのではないか。知多半島物産展の盛況ぶりを聞いて、そんなことを思った。

「地元の名産を全国に広げるために、最初から全国に目を向けていたが、最近は地元の人が自分の子供が帰省したときなどのお土産として買って配ってくれる。自分が広げなくても地元の人が広げてくれる、という手段もあることに気づいた。」

その言葉がすごい印象的だった。知多半島、良い所。

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