Adsenseの収益を増大させるA/Bテスト「広告の許可とブロック単位」が追加されました

このブログでは、Google Adsenseで広告を掲載しています。別に大して儲からないですが。ただ、Webマーケティング的にはいろいろ面白いのです。

で、以前からGoogle Adsenseでは広告ユニットごとにA/Bテストができる機能があるのですが、最近「広告の許可とブロックに関するテスト」もできるようになっていました。

Inside AdSense : 「広告の許可とブロック単位」でも A/B テストが可能に

広告には「アパレル」とか「インターネット」とか、カテゴリーが定められています。で、基本的にはどのカテゴリーを表示するかはGoogleが判断して良い感じに表示できるのですが、特定のカテゴリーをブロックして、収益を最適化するためのA/Bテストを行うことが可能になったのです。

テストのやり方は、以下の記事が詳しいです。僕もこの記事を読んで理解しました。

Google Adsenseの収益を向上させる「広告の許可とブロック単位」のA/Bテストの設定方法 | ドウデモイイコト。

今回書こうと思ったのは、もう少し「効果が低いカテゴリー」の見極め方を考えてみようと思ったからです。

 

効果が低いカテゴリーをどう見極めるか

上で紹介した記事では、「収益額の割合÷広告表示回数の割合」で効果が低いカテゴリーを見極めるという手法が掲載されていました。それで実際にやってみようと思ったんですが、途中であることに気づきました。僕の場合、「収益額の割合」と「広告表示回数の割合」を散布図にプロットしたのが、以下のグラフです。

category1

これを見て思ったのは、

  • 表示回数と取得金額には、ある程度相関関係がみられる
  • 「表示回数が多いカテゴリー」と「その他のカテゴリー」に大別できる状況にある

ってことです。なので、Google先生がある程度最適化しているので、あまり除外すべきカテゴリーが見当たりませんでした。この中のどれを「効果が低いカテゴリー」とすべきなんだろうって、疑問に思ったんですよね。

 

近似曲線を使ってみる

そこで、散布図に近似曲線を追加してみました。

category2

R2乗も0.92なので、まずまず良い相関関係にあります。そこで、この近似曲線より右下にあって、比較的外れているカテゴリーがブロックする対象になると考えました。

多少下回っている程度は、誤差の範囲内の可能性があり、かつあまりカテゴリーを外しすぎると収益機会を逆にロスする可能性もあったので、明らかにはずれているカテゴリーだけ対象にしています。

というわけで、今回はこの分析に従って2つだけカテゴリーから除外してみました。まだテスト始めたばかりなので結果は定かではないけれど、理屈上は収益が多少は向上してくれるんじゃないかと期待してます。このブログでは比較的きれいな相関関係になりましたが、他のブログではそうじゃないかもしれません。そうなると、表示回数は多いけど収益割合が低いカテゴリーをうまくブロックできれば、大きな収益機会の増大を狙えるんじゃないかと思います。

 

注意:広告ユニットのA/Bテストを実施中は、カテゴリーのA/Bテストはできません

広告ユニットのA/Bテストを実施している場合は、同時にカテゴリーのA/Bテストはできないようです。

広告ユニットの設定に関するテストは、同時に複数実施できます(ただし、1 つの広告ユニットごとに最大 1 つです)。また、広告の許可とブロックに関するテストは、全体で 1 つだけ実施できます。この 2 種類のテストを同時に実施することはできません。

テストに関するよくある質問 – AdSense ヘルプ

というわけで、カテゴリーのA/Bテストを試したい場合は、一度広告ユニットのテストを終了させましょう。

 

どんどんA/Bテストで収益機会を増大させる方法を考えましょう。こういう試行錯誤が、Webマーケティングの醍醐味だと勝手に思っています。

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