地方新聞のシェアの高さに驚く

日本全体でみると、地方新聞のシェアって高いんだなあ。

地方における地方新聞の普及率は大手紙を寄せ付けない。ABC協会のデータによれば、47都道府県のうち、実に8割近い37道府県で地方紙が全国紙を圧倒しているのだ。徳島新聞、鳥取県の日本海新聞、福井県の福井新聞が、県内シェア75%を超える御三家だ。その三県では全国紙5大紙が束になっても半分にも満たない。
大阪維新で地方新聞の時代が来る! : アゴラ – ライブドアブログ

日本全体でどんどん人口は減っていくし、ネットメディアも広がっていくから、旧メディアである新聞は今後の生き残りが難しいんだと思ってた。というか今でも思っている。それでも、ローカルなニュースというのは確実にニーズがある。イベントなど地元の交流を促したり、市役所公務員の不正を報道することで公権力の監視を行う部分で意味がある。

 

ここらへんを見ると、人口減少によって新聞の発行部数が減少しているのは間違いないのだが、人口減少よりも減少幅が大きい。普及世帯数で見ると、明らかに新聞を購読しない世帯が増えている。

存亡の機を迎えた新聞(1)

存亡の機を迎えた新聞(1)

新聞の収益構造としても、新聞そのものの販売収入はあまり変わっておらず、広告収入が減少していることが影響が大きいようだ。新しい収益モデルが求められている。

 

全国紙はテレビやラジオなどメディアの複合体によって体力をつけて生き残るのだと思うが、こんな状況でローカルメディアというのは、生き残る方法があるんだろうか。地方に住んでいて、地元の情報がうまく入手できなくなったら、どういう社会になるんだろうか。