自分の強みを知る、というのは案外難しいものです。それは、普段それほど自分の強みを自覚するきっかけが少なかったり、言語化が難しいことによるものです。
というわけで、自分の強みを知るためのツールとして、「ストレングスファインダー」を使ってみましょう。「ストレングスファインダー」は、世論調査やコンサルティングサービスを提供するギャラップ社で開発されたツールです。
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ストレングスファインダー自体は、以下の本を購入することで個人でも簡単に実施することができます。効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法で推奨されていたので、すっかり有名になったのがこの「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう」です。
ストレングスファインダーの考え方は、「弱みよりも強みに焦点を当てることで、才能をもっと引き出せるはず」というもので、その詳細はこの本にも書かれています。才能と知識と技術をちゃんと定義し、その違いを明確にしているのですが、これが明確で良いです。才能については、こう書かれています。
才能とは、無意識に繰り返される思考、感情、行動のパターンである。 知識とは、学習と経験によって知り得た真理と教訓である。 技術とは、行動のための手段である。
この本を購入すると、IDがついており、HPにアクセスしてそのIDを入力すると、自分の強みを把握する「ストレングス・ファインダー」のテストを受けることができます。テストをやること30分で、自分の強みとなる5つの要素が弾き出されるのです。本の中でも、それぞれの強みの特性が詳細に書かれているので、照らし合わせてみるとよいでしょう。
これをどう捉えて、どこまで信じるかは個人の自由ですが、僕個人の体験としては、自分の強みが言語化されたことに最初感動を覚えました。そうそう、自分ってそういうところあるよねと思うところもありますし、いろんな物事を「言語化された自分の強み」を通してとらえなおすことができると思います。「自分の特性から考えると、この作業は自分に向いているかも」など、考えるきっかけになるのです。
また、10年程度経過して改めてストレングスファインダーを受けてみましたが、多少の変化はあってもほとんど強みの項目に違いはありませんでした。ある程度、人間の本質的な部分をあぶりだすようなツールといえるんじゃないでしょうか。