仕事とゲーミフィケーション

コンサルとかIT業界なんてのは、人の入れ替わりが早いので、どんどん人が来ては去っていく。そろそろ自分も転職なんて考えるべきかしら。

それはともかく、転職してうまくいくかどうかについては、以前書いた。

中途入社の罠 | Synapse Diary

だいたいこれで言いたいこと書いてるわ。今日はその先というか、違う側面から考えてみたい。

 

何人かみると、どうやらこの壁を破って伸びる人とそうでもない人がいるんだよね。そういう人は、過去の培った経験とかプライドと折り合いをつけて、確実に前へ進もうとする。自分の現状と求められているスキルのギャップを正面から捉え、上司のスキルを貪欲に吸収しようとする。やっぱりこういうとき思うのは、転んでもちゃんと前を向けることなんだろうと思う。素直に受け入れるというか。

逆に自信を失くすと、自分の意見を発言しなくなるし、本来持っているはずの力を発揮しづらくなっちゃうし、ふと立ち止まって、転職とか世の中にある無数の選択肢を考え始めて迷走したりして、「あーこの先どうしたもんか」みたいになる。無駄に時間が過ぎているような焦燥感も生まれたりして。どんどん考えていることが重くなってしまう。

 

以前、自分も仕事の楽しさみたいなのがよくわからなくなって、誰かに酒の席で「仕事の何が楽しいか」と聞いたことがあって、そのとき誰かが言った答えは「壁を超えた瞬間を感じたとき」だと言っていた。ああ、そういう風に楽しめばいいんだーと思った。それに、昇進や昇給なんてゲームみたいなもんかな、と気楽に考えたりしている。ドラクエでレベルアップするとちょっと嬉しい、みたいなのと同じ。実際は生活もあるし、いきなり職を失ったら困ることもたくさんあるんだろうけどね。

ゲーミフィケーションという言葉が流行っているけど、会社で仕事をこなしていく中で、仕事をする目的を探すことも大切だし、自己実現も大切だけど、それをうまく見つけられない時期もあるし、心が疲れて迷うときもきっとある。そういうときは、ちょっと楽しいと感じられる瞬間や目標を少しずつ積み重ねて、肩の力を抜いて歩いていこうじゃありませんか。僕は今、悩める同僚にそう言いたいのです。

 

社会人じゃなくて、就活する前の学生は、これ読んでおけ。

「楽しい!」を仕事にしよう。/知的労働の急激な陳腐化とゲーム化する「仕事」 – デマこいてんじゃねえ!

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