スターバックスカードの利用方法とビジネス戦略

スタバヘビーユーザーです。 昔「スターバックス成功物語」を読んだときは非常に感銘を受けたし、「ストーリーとしての競争戦略」の中で紹介されていたスターバックスのビジネス戦略にも感動しました。そんなこんなでスターバックス愛好者なわけですが、今日はスターバックスが発行しているカードの話です。

スターバックスカードとは

いわゆるスターバックス専用のプリペイドカードです。予めチャージしておけば、レジでの精算はカードですぐに決裁できます。

スターバックスカード | スターバックスコーヒージャパン
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あとは、カードをオンラインで登録しておくと、残高照会や紛失時の残額補償、クレジットカードによる入金やオートチャージ設定を行うことが可能です。

スターバックスカードのメリット

会員限定で申し込みできる商品やイベント招待、新商品の事前紹介などがあります。正直、個人でみればあんまりメリットは少ない気がします。感覚的にはもう少しメリットを増やして欲しいところ。先に現金をデポジットしているのだから。

個人事業主などの場合は、会計処理が楽になるのでその点でメリットがあると思います。

紛失した場合は・・・

で、なんで今回こんな記事を書こうと思ったかといえば、カードを紛失したからなんですね。。。。ああやっちゃったなーと思いましたが、残額補償されていることを思い出したので、My Starbucksから紛失届けを登録しました。すると、残金が入金されたカードが自宅に送られてきます。

「スターバックスカード」というビジネスモデル

単純にみれば、こういうカードの取り組みというのは、ここ数年流行っている「顧客の囲い込み」です。ポイントカードと同じように、店と顧客との関係性を深めるためのツールとして導入されています。スターバックスでもその点は同じでしょう。ここ数ヶ月では、Google Adwordsによるスターバックス会員登録の広告も結構見かけたので、スタバ自身も囲い込みには非常に積極的に進めてるようです。

スターバックス、カード戦略を拡大 常連客とのつながり強める (1/2ページ) – SankeiBiz(サンケイビズ)

記事によると、利用率は8%程度とのことで、これを3年後までに15%まで向上させるのが目的なんだとか。

IR情報でも、既存店売上が利益成長の源泉になっていて、ロイヤルカスタマーを獲得していくことが今後の戦略であることが書かれています。
IR情報 | スターバックスコーヒージャパン

ドライブスルーを増やして郊外型を狙うとか、ロイヤルカスタマーを増やすとか、方向性がコンビニやファーストフードと同じ道を辿っている感じがします。今後のスターバックスはどう発展していくんでしょうね。

サッカー戦略の発展の歴史を知ろう

日本代表のブルガリア戦が迫ってきた今日この頃、いかがお過ごしですか。

今日はサッカー戦略の話です。以前から興味があったサッカーの戦略について、本を読んで勉強しました。

 

いやーこれ読むと、本当サッカーの奥深さを感じます。本の内容としては、トータルフットボールという言葉を軸に、サッカーの戦略・戦術がどう変化してきたのかを、歴代のチームをとりあげて追いかけていくもの。

 

サッカーは守備に有利なスポーツ

ちゃんと認識したことがなかったですが、サッカーは基本的には守備側に有利なスポーツなのだそうです。それは、バスケットやハンドボールなどと比べると動く点数が少ないことからも言えるかもしれません。そして、サッカーは守備が中心となってフォーメーションが進化していきます。

サッカーの戦術は、基本的に守備の発達とほぼイコールである。フォーメーションだけみても、初期には2人だったDFがオフサイドルールの改正にともなって3人になり(WMシステム)、さらに4人になる。MFも3人から4人、5人と増加傾向。当然、FWの数は減っていく。

 

「プレッシング」という発明から始まるサッカーの進化

本は、60年代のオランダ代表から始まります。ヨハン・クライフが現役だった頃で、トータルフットボールの始まりと言われているそうです。何が「トータルフットボール」なのかといえば、全員攻撃・全員守備がテーマであり、そのひとつとして、攻撃するFWが守備として相手チームにプレッシングを行うことにあります。

プレッシングとディフェンスラインの押上によって、全体をコンパクトにすることで相手の攻撃スペースを奪ってしまうわけです。

ボール狩り、つまりプレッシングは、ボールへのプレッシャーと後方からの押し上げがセットになっている。これは今日でも変わらない原則だ。ボールにプレッシャーがかからない状態でディフェンスラインを押し上げてしまえば、敵の2列目が飛び出すだけでオフサイドトラップは破られてしまう。

 

ひとつのスタイルが流行ると、それを破る戦術が生み出されるのは将棋などどんな競技でも同じ。このオランダのスタイルは、より守備が強固になるようマイナーチェンジが行われていったが、それをFCバルセロナのボールポゼッションが打ち破ることになります。

プレッシングはボールに絶え間なくプレッシャーをかけ、同時に陣形を縦横に圧縮して、攻撃側からスペースと時間を奪い取る守備戦法である。ところが、バルセロナはトライアングルで素早くパスを回してプレッシングの網からボールを逃がしてしまった。プレッシャーをかけ、陣形をコンパクトにしてボール奪取しようとしてもとれず、たちまち広い逆サイドに展開されたら、もう一度そちらへ移動して圧縮をかけなければならない。

こうやって、欧州や南米を中心としていろんなチームを通してフォーメーションがどんどん変わっていき、サッカーという競技そのものが成熟していく過程を知ることができるのは、非常に貴重な本だと思います。

 

フォーメーションは戦略のうちのひとつのパーツに過ぎない

企業経営と同じで、フォーメーションは組織設計と同じようなもので、戦略のひとつに過ぎないわけです。本の中でもたくさん語られているのは、チームにおける個人の役割が決め手になるという点です。レアル・マドリードで鉄壁を誇ったマケレレや、チェルシーのドログバや、ASローマのトッティなど、いろんな選手と戦術との関連が語られています。

このように、組織を構成する人員の特性はフォーメーションの成立要否に大きく関わります。「戦略は組織に従う」「組織は戦略に従う」という両方の言葉があるように、チームにおけるプレイヤー個人とフォーメーションは、とても関連性が高く、その組み合わせを見極めることがチームとして機能させる上で非常に重要になるわけです。

 

また、監督もたくさん登場します。特にマンチェスターユナイテッドのファーガソン監督がなぜ優れているのか、というのは印象に残りました。

「クライフと同等の技術を持つ選手はいるが、クライフと同等の戦術意識を持った選手は誰もいない」 その点で、荒削りな天才たちにトータルフットボールの意識を植え付けるファーガソンの手腕は傑出している。ベンゲル監督も若手の発掘と育成では定評があるが、癖のある荒馬を乗りこなしてしまうファーガソンの管理能力は独特だ。

ファーガソンは、有能な若手を抜擢するとともに、戦術意識とハードワークを浸透させる能力が高かったと評されています。

こう考えると、やはりソフト面での能力というのもやはり重要なわけです。

 

というわけで、こういう理解が深まると、もっとサッカーを観るのが楽しくなるものです。ちなみに、この記事を書く途中でWikipediaでこんなカテゴリーがあるのを見つけました。いろんな項目を読んでいくと、それだけで楽しい感じです。
Category:サッカーの戦術と技術 – Wikipedia

個人的な読書の仕方まとめ

今日は、自分の読書環境について整理しておこうと思います。

読書ツール

まずは読書する際のツールから。

Kindle Paperwhite

Kindleが変える読書生活が楽しい」で書いた通り、Kindleは非常に優れた読書ツールで、試しに買った後はガラリと読書の仕方が変わってしまいました。目が疲れなくて、紙で読んでいるような感覚があるし、持ち運びも断然便利。

あとは、Instapaperから未読記事を配信したり、PDFファイルをKindleにパーソナルドキュメントとして送って読んだりしています。
Kindleが一層便利になる。InstapaperからKindleに未読記事を送る | Synapse Diary

 

Kindle(iPhone)

移動などのちょっとした隙間時間で読むときは、iPhoneのKindleで読んでます。Papaerwhiteとも同期してくれるし、ちょっとずつでも読める時間ができる、というのは自分にとっては画期的で、読書時間がすごい増えました。

ただ、細切れで読むので、しっかり読まないと理解できなさそうな本は、あまりiPhoneで読まないようにしてます。

 

紙媒体

Kindleを使うようになってからは、正直紙で読むことが減りました。ただ、まだKindle化されている本は少ないし、専門書など読み応えがあるものや、索引として使うものは、やはり紙の方が読みやすいのは間違いないと思います。紙の本は、鞄に最低1冊は入れて、持ち歩いている感じです。

紙媒体では、ココフセンを使ってます。サイズはS。本に常に貼り付けておけるし、小さく貼れるので邪魔にならない感じが気に入って、しばらくずっと使っています。

ちなみに、しおりやブックカバーは使わない派です。特にしおりは以前は使っていたけど、ここ数年は使ってないです。内容を覚えていれば、どこから再度読み始めれば良いかはわかるはずだ、ということを知り、しおりは使わなくなりました。

 

オーディオブック

以前はFeBeなどでオーディオブックを聴いてました。ただ、個人的にはあまり頭に入らないのと、Podcastなど無料で充実した音声があるので、いつの間にかオーディオブックは使わなくなった感じです。

また、最近はこういう音声関連の技術が進歩していて、いろんなアプリが登場してきるので、オーディオブックとかPodcastなどの界隈が新しいサービス形態が生み出されるなどして、盛り上がってくるかもしれません。

 

読書ノート

読書ノートというより、このブログがそれに該当します。学生の頃からビジネス書を読み始めて、あまり頭に入らず勿体無く感じたので、アウトプットをすることで理解が深まればと思って始めました。

ちなみに、Kindleを使い始めてから、ブログで読書ノートを書くスピードも向上した気がします。Kindleでは、Webサイト上から自分がハイライトした部分などがまとめて見れるので。
Amazon Kindle: Welcome

ここで自分が最近読んだ本のハイライト箇所を探して、それを引用しつつ考えたことを纏めていく作業は、非常に自分の知識や思考が深まる感じがして、気持ち良いです。

 

本の買い方・読み方

本の買い方とか読み方も書いておこうかと。

Amazonのほしい物リストからはじまる

本は基本、Amazonから始まることが多いです。なにせ、Amazonのほしい物リストにたくさん登録されているので。というわけで、日頃から気になった本があれば、どんどんほしい物リストに登録するようにしてます。ここで金額を見たり、今の気分でピンとくるのを選んで買う感じです。

 

今読みたい本を買う

昔、「大人のスピード勉強法」という本を読んだときに、自分が今関心が高い本を読むのが、もっとも効率が良い、ということが書いてあって、「ああ、本当その通りだな」と思って以来、できるだけその時々で興味がある本を選ぶようにしてます。

なので、Amazonのほしい物リストも少し時間が経ってしまうと、「ああ、もう読みたいとは思わないな」となる本が多く、一方で昔登録した本に対する熱が復活して急に買ってしまうこともしばしばあります。

 

本を読まなくなるとき

やっぱり読み進めて、何か自分の期待と違うときはあっさり読むのをやめてしまう場合があります。これは、自分に違和感を持ったまま読むのが時間としてもったいない、という考えがあるので。また、本にも少しエネルギーを要する難しめな本と気楽に読める本とがあって、疲れた場合は気楽に読める本を読むようにしてます。

 

ざっくり書いていったけど、こんなもんかな。良い読書ライフを。

「アスキークラウド」を読んでクラウドビジネスのトレンドを把握する

ふと本屋に立ち寄ったときに、内容に興味が湧いて衝動買いした雑誌。クラウドビジネスを軸にした特集・時事ネタをまとめていて、クラウド系は技術寄りだったり、広くビジネスの中で取り上げられることはあったけど、クラウドとビジネスを直接結びつけた雑誌は新しいんじゃないでしょうか。

詳細なぜひ公式サイトから目次を確認して欲しいのだけれど、これの何が素晴らしいかといえば、IT周りの技術とビジネスのトレンドがわかること。
ASCII.jp:アスキークラウド 最新号(4月24日発売)

 

クラウド系のサービスというのは普及のスピードとインパクトが大きいので、今後何が起こるのか想像するっていうのは非常に重要だと思います。

例えば、「アップル陰り始めたアップル神話に最強のプロダクト集団が打つ次なる一手アップル銀行誕生のシナリオ」で書かれているのは、アップルが次にNFCを軸にした電子決裁サービスを狙っているという話で、GoogleもWalletを展開しており、ここの辺りが普及してくるんじゃないかと想像されます。

あるいは、Amazonの影響を受けたコンビニや家電などの小売業の今後とか。これまでは何となく勝てていた小売業は、明確にAmazonなどのネット小売と差別化する必要が出てきていて、工夫が生まれてきています。もう戦いを避けることはできない状況なんでしょう。

また、LINEなどSNSの普及と、マーケティングとの関係とか。このあたりは本当隆盛衰退が激しく、マーケティング戦略も発展しては見直され、新しい手法やツールが登場しています。今は、複数のSNSも含めたチャネルを統合して、シームレスな顧客体験を提供することがトレンドだと言われています。

 

今回買ったのは準備号という位置づけらしく、7月から月刊化されるそうで。余り深い内容というよりは、トレンドをキャッチするという点で良い情報源になるでしょう。

Kindleが一層便利になる。InstapaperからKindleに未読記事を送る

Instapaperから未読記事をKindleへ自動で送る機能があったことを、つい最近知りました。

未読記事をまとめてKindleに送ってくれるので、空いた時間に集中して読むことができる。Kindleは読むのに目が疲れないし、集中できる時間を作りやすいので、Instapaperの未読記事も集中して読むことができるようになりました。

 

Instapaperの未読記事をKindleへ送る設定方法

やり方は、この記事に詳しく書いてあるので、それを読めば十分です。基本的には、InstapaperでKindleへの送信アドレスを登録すればOKな感じです。

Kindle Paperwhite に Instapaper の未読記事を自動配信する

配信の頻度(日/週)や、配信条件(未読記事が○個あったら配信)などを設定することができます。配信形式は雑誌のように、「○号」として未読記事が纏められた形になっており、連続して読めます。

 

「あとで読む」サービスの競争と今後

「あとで読む」系サービスとしては、恐らくPocketとInstapaperの二強な感じ。最初はInstapaperがリードしていたけれど、Pocket(旧Read It Later)が開発体制を強化してリニューアルしてからは、一気にPocketが巻き返した印象があります。

僕の中でも、この2つの利用頻度はコロコロ変わっています。最初はInstapaperを使っていたけど、Pocketは記事中にあるグラフなどを取り込めるという点にメリットを感じてPocketにスイッチしました。(Instapaperはシンプルに文章を「あとで読む」形にするときに、グラフや表なども削られてしまっていたから。)

しかし、今回InstapaperにKindleへの送信機能があるのを知ったので、またInstapaperを使うようになった次第です。こういう「あとで読む」系サービスのスイッチングコストが低いことは、使っているとよくわかります。操作は複雑ではないし、未読記事を消化してしまえば、また同じサービスを使い続ける理由はなくなるので。

 

気になるのは、こういうサービスのマネタイズ。Instapaperは早くからiPhoneアプリなどを有料化していて、その点ではマネタイズに入っています。Pocketはアプリも無料だし、Webサイト上でも広告が表示されていないので、今はマネタイズより利用者獲得に力を入れるフェーズになっているのかな。

以前この記事に書いたけど、こういうサービスは利用者が他のメジャーサービスなどに比べると少ないです。
Pocketなど「後で読む」系サービスはマーケティング的にどの程度有効なのか | Synapse Diary

そういう意味では、現状をみればアーリーアダプターの領域を超えていない気がしますね。今後キャズムを超えられるか、あるいは複合的なサービスに昇華させるか、といういろんな路線はある気がしますが。現状だけみれば、Instapaperのようにアプリ課金でマネタイズしていく方が、ボリュームとも合ってる気がします。

 

というわけで、Kindleの新しい活用方法が増えました。

ブログを更新できないという原因不明の不具合

ここしばらく、このブログが原因不明のエラーで悩まされていた。最初は、管理画面がログインできず404ページが表示されることから始まり、時としてブログのトップページもエラーが表示された。

 

原因はプラグイン「WP File Cache」

レンタルサーバ会社に問合せなどもしながら、いろいろ調査しながら原因を考えていったのだが、最終的にはプラグインの「WP File Cache」だと特定できた。

いろいろ厄介だったのは、エラーが発生する場合と発生しない場合があることで、何がトリガーで発生したのかもよくわからなかったこと。そして、少しずつエラーの原因と思われることを考え、あれこれ試すうちに、エラーの内容も変わっていくという、厄介極まりない状況に陥った。

ただ、最終的に表示されたエラーと、エラーが表示され始めた時期とプラグイン導入時期がおおよそ重なることから、この記事の通り「WP File Cache」と特定した。 このWordPressのデータベースはすでに最新のものですと表示されログインできなくなった場合の対処法

実際にこれで修正してからしばらく様子を見ていたが、特にエラーは出ていない。

 

バックアップを強化しようと思って失敗

上記の通り動かなくなるときがあったので、これを機にもう少しバックアップを強化しようと思い、バックアッププラグインの「BackWPup」を導入してみた。これまではDBバックアップのみだったので、ファイルバックアップも行おうと思ったのだ。
[K] データベースもファイルもこれ一本で大丈夫!WordPressバックアッププラグイン「BackWPup」を使ってみた

そしたら、これがまたくせ者というか、うまく動かず、最終的にはまたブログの管理画面が見れなくなる始末。。。。最初は、PHPのバージョンを上げないと正常に動かないことがわかり、変更。しかし、しばらくすると管理画面にログインできなくなってしまった。

焦ったので、プラグインフォルダをFTPで直接削除して、PHPのバージョンを戻すことに。。。。結局バックアップはDBのみでまだ運用している。まあ、最悪ファイル部分は諦めるか。

 

中小企業経営者が自分でWordpressを扱えるか

最近、Wordpressで自分でビジネスサイトを作成・運営しようという主旨の記事を見かける。確かにWordpressは優れたCMSだと思うし、デザインやプラグインが豊富なのでいろんなサイトを作れる。

ただ、やっぱりこういうエラーが発生した場合の対処など、それなりのリテラシーが求められると思うんだよね。自分はリテラシーがすごい高いとは思わないけれど、ちょっと調べたり自分でソースコードを見ることもできる。だけど、そこまでできる経営者とか、そもそもそういう時間を割くことができる経営者がどの程度いるのか、というのは結構疑問に思った次第。

また、最近はWordpressに対して不正ログインの攻撃が流行っていて、僕も自分のサイトを調べてみたら、実際いろんな国からたくさんアタックされていることを確認した。こういう対策もちゃんと考えておかないといけない。

 

というわけで、個人的には、自分でやるっていう場合はあまり高度なものは求めず、「止まってもいいや」ぐらいの広い気持ちでやるべきだろうと思う。

 

それにしても、トラブルが発生すると疲れる。。。。

Flickrのサービス内容が大きく変更されました

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今日Flickrからメールがきていて知りましたが、Flickrのサービス内容が大きくアップグレードされました。僕はProアカウントを購入してたんだけど、アカウントの種類が変わったり、サービス内容が見直されたようで、ビジネスモデルのレベルで変更があったようです。

 

アカウントの種類

これまでのFlickrはFreeとProの2種類でしたが、今回の変更で3種類になったようです。

アカウントの種類内容
Free無料。容量は1テラバイトまで。広告表示。
Ad Free年間49.99$。広告非表示。
Doublr年間499.99$。容量は2テラバイトまで。広告非表示。

Flickr: Help: Free Accounts, Upgrading and Gifts

というわけで、既にProアカウントという考えはなくなりました。

 

この変更をどう考えれば良いか?

基本的に、料金の源泉は容量ではなく、広告の表示/非表示になったということです。ちなみに、1テラバイトあると、50万枚以上の写真に相当するそうで。
Flickr: Help: Free Accounts, Upgrading and Gifts

個人からみれば、有料になる理由は減ったんじゃないかと。まだあまり広告がどう表示されるのかわかっていないですが、あまりにもうざく感じなければ、有料になる人は減るんじゃないかという気がします。

Googleも写真などのデータ管理を15GBを無料で提供していたりするので、Flickrも競争性を打ち出さなければいけない状況で、Flickrの門戸を広げるという意味では、良い変更になったんじゃないかと思います。

 

Flickrのビジネスモデル

Flickrはデータ容量を中心とした有料モデルではなく、広告収入+料金徴収モデルに変更したといえます。どちらかというと、広告の比重が大きくなるのかな。

このあたりの記事から、ハードディスクの容量が劇的に低下しているのがわかります。
HDDの価格下落の傾向を調べてみたよ (2001年~2009年) – ぱらめでぃうす

一方で、世界でみてもネット広告のシェアは広告市場で伸び続けており、約2割のシェアがある。
ネット広告、世界でシェア2割に 12年は10兆円 :日本経済新聞

あとは、広告がどの程度マッチング効果があり、広告媒体としての価値があるか、ということにかかってくると思う。

 

Yahooに買収されてからあまり変わっていないと言われていたFlickrも、ついに新しい方向に進みだしたようで。ユーザーとしては良い方向に改善して欲しいもんです。

ヤフーがどのようにFlickrをダメにしたのか? スタートアップが大企業に買収されるということ : ギズモード・ジャパン

岐阜ではどの程度人口集中が起こっているか

昨日の記事の続き。

岐阜における都市の集中化の程度が知りたくなったので、調べてみた。平成22年の国勢調査結果から、人口増減率(平成17年度からの比較)と人口密度の関係をグラフにプロットしたのが以下。

岐阜県市町村別の人口密度・人口増減率の関係 
統計表一覧 政府統計の総合窓口 GL08020103より作成)

 

当然、地理的関係によるので一概に決めつけることはできないけれど、人口密度が高いところに人が集まる傾向が見て取れる。ちなみに、岐阜県全体としても人口減少は続いているので、都市に人口が集中しているのだろう。

気になるのは、中心地である岐阜市はあまり人口が増えていなくて、その周辺である瑞穂市や岐南町が増えていることかな。

日本の景気は賃金が決める

アベノミクスで日本はどこへ行く?では、日本経済によって賃金格差や労働市場に問題があるんじゃないかと述べられていた。というわけで、賃金格差についてもう少し具体的に述べられた本を読んだ。

 

 

物価と比較して賃金がどうなっているかが重要

今、アベノミクスでは消費者物価指数2%を目標に政策が打ち出されているが、物価が上昇するということはインフレになり、いろいろ買うのに困る事態になるのでは、という懸念を唱える人もいる。これは、単純に物価と賃金の関係にあり、物価が上がれば賃金も同程度か、あるいはそれ以上上昇する必要がある。しかし、これまでの日本は違った。

一九九七年から二〇一一年までのあいだ、年平均〇・九二%のペースで下落しました。ちょうど、消費者物価(コア指数)の四倍のスピードで下落したことになります。物価の下落よりも賃金下落のほうがずっと激しかったという事実には、重大な意味があります。

本書を読めばわかるが、これまでの日本では、物価の下落以上に、賃金が低下していた。

 

賃金格差の解消が必要

経済として復活するには、賃金が上昇しなければならない、という以下の内容が本書の主張だ。

いまでもまだ国際的には貿易依存度が低い日本経済が、本当の意味で復活するには、どうしても国内消費の全体的な拡大が必要です。そのためには、①賃金デフレを脱して、賃金が平均的に上がることと、②賃金格差が縮小して、消費に使う比率が高い人たちにおカネが回ることが、最重要ポイントだといえます。

これは、「アメリカの世界戦略に乗って、日本経済は大復活する!」でも述べられていた、物価が上がれば賃金が上がるわけではない、という論点ともつながる。全体として賃金が上がり、消費が旺盛になって、経済が浮上してくるというものだ。

そのためには、賃金格差が鍵になる。今、正社員という既得権が邪魔になって、正規・非正規や、男性・女性、子育て世帯・それ以外の対立軸で、賃金格差が発生している。全体で富める状態ではなく、一部の富める人たちと貧しい人たちの格差を生み、消費の増大感を阻害している。

いろいろ興味深い事実が、数字とともに示されている。例えば、日本は国際的に見ると勤続年数に応じた賃金上昇率が高いとか。これは、労働市場における人材の移動を硬直化する、あるいは年齢による格差を生じさせている、と見ることができる。

日本企業は、長年続けて働いた労働者に対して、高い賃金を支払いすぎている。国際的な感覚では、そう指摘できます。企業にとってはこれがかなりの重荷であるために、だんだんと非正規雇用比率を高めているという事情もあるでしょう。その意味でも、勤続年数の長短による賃金格差が国際的にみて過大であることは、弊害が大きいといえます。

また、子育て世帯の圧迫や、特に大人一人で子どもを育てる世帯の相対貧困率の低さは、何となく知っていても、実際の数字を見ると改めて驚く。

大人が二人以上いる子育て世帯では、相対的貧困率は一〇・五%です。OECD平均は五・四%で、その約二倍で順位が二二位ですから、悪い値です。  さらにとんでもなく悪いのが、大人がひとりの子育て世帯の相対的貧困率で、なんと五八・七%です。ひとり親だけで子育てをしている世帯の約六割は相対的貧困の状態にありながら、子供を育てているのです。……OECD平均は約三割ですから、その約二倍です。

今後の政治は、これらの格差を解消していくような政策を打っていくことになるのだろうか。

 

都市部に人口を集中させる

今後の日本は都市部に人口を集中させる、という必要性が述べられている。それは、日本のGDPの大半を占める第三次産業の生産性向上が必要だ、という理由に基づく。

サービス業では〝稼働率〟が大切だと、先ほど説明しました。人が密集すれば、サービス業の稼働率は高まります。人口の密集の度合いを示す指標として「人口密度」があります。この人口密度が高まることで、第三次産業(広い意味のサービス業)が発展し、国内需要が主導する経済成長のスピードが高く維持できる。昔もいまも、この論理は強力に働きます。

これは、僕も非常に賛成する。人口が減少していく今後を考えると、生産性を向上させていくためには物理的に集積する必要があると思う。東京が魅力的な都市であり続けているのは、人口が増えて集積が高くなっているからだと思うし。

実際に都市における集積効果については、この動画を見ると良いだろう。
都市および組織の意外な数学的法則

 

というわけで、今後の経済については、物価だけでなく賃金にも注目していく必要がある。

FeedburnerによるRSS配信をやめました

タイトル通りです。

このブログは、WordpressのFeedSmith Extendというプラグインで、元々のRSSをFeedburenerへリダイレクトして配信していました。RSSのアドレスが変更になってしまうのですみませんが、こちらのアドレスに登録し直していただけますと幸いです。

https://synapse-diary.com/?feed=rss2

理由は簡単で、Feeburnerのサービスが終わってしまうと思われるから。feedburnerのアドセンスが停止されたり、feedburner.jpのドメインが更新されなかったり、公式ブログが終わってしまったり。「終わるのも時間の問題」という感じです。

ブロガーはGoogleの『FeedBurner』の利用をやめた方がいい

 

RSS購読者数もわかるのが利点だったのに、たまにゼロになってしまうこともあったし、配信も不調なことがそれなりにあるようで、そろそろ潮時と判断した次第です。

代わりになるような、Feedの登録数などを把握したい、という気持ちもあるけど、あまり参考にしていなかったということもあるので、今はしばらく静観して、何か良さげなツールやサービスが見つかれば別途検討しようかな、と。

 

稀有な方がいらっしゃれば、今後もこのブログをよろしくお願いいたします。