WordPressの関連記事表示プラグインYARPPの最適な設定を考える

ブログで訪問者別ページビューを増大させるためには、関連記事を表示するのが一つの手段として言われています。いろんなブログが関連記事を表示してますよね。

で、Wordpressではプラグインとして「YARPP(Yet Another Related Posts Plugin)」があります。ずっと使っていたんですが、いまいち関連性が高い記事を出さないんですよね。で、できるだけ関連性が高い記事を表示できるような設定を考えてみました。

YARPPの設定も、関連スコアについてカテゴリーを重視するよう変更しました。こういう地道な修正が、アクセス数を高めていくのだと信じています。

 

「関連スコア設定」の設定を変更する

関連性の高い表示をするために、「関連スコア設定」を変更します。この設定は、デフォルトのままでは表示されません。プラグインの設定ページ右上にある「表示オプション」をクリックして表示する必要があります。

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重要視する項目を変更する

プラグインの最初の設定では、カテゴリーやタグは「検討しない」になっています。ここを変えます。僕が修正したのは2つです。

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タイトルを「検討する(重要視)」にする

タイトルについては、SEO上とても重要なものなので、関連性としても高くしておきます。これによって、自分がタイトルをつけるときもSEO上のキーワードなどを意識するようにもなるでしょう。

カテゴリーを「検討する(重要視)」にする

以前、サイドバーの人気記事をカテゴリーごとに表示するよう変更しましたが、その時にカテゴリーの重要性に目覚めました。

直帰率や訪問別PVが劇的に改善した。ブログのランディングページを考える | Synapse Diary

関連記事についても、ぜひカテゴリーを重視して表示して欲しいものです。

 

「表示する最低関連スコア」を下げる

せっかくプラグインを導入しても、関連記事が表示されない場合があります。これは、プラグインが「関連性が低い」と判断しているためです。しかし、関連スコアで定められた数値を下げることで、表示する記事を増やすことができます。

同じく「関連スコア設定」にある、「表示する最低関連スコア」の数値を変更します。このブログの場合は最低の「1」にしてあります。関連性が高い順に表示されているようにしていますし、表示されないよりは良いだろう、という考えです。

ここは、ユーザー視点に立ったときに、どこまでの数値を表示するか考えて設定すると良いでしょう。

 

YARPPの設定を上記の通り変更したところ、自分が見た感じだと明らかに関連性が高い記事が表示されるようになりました。こういう地道な改善が、Webには必要です。

自治体が光ファイバーを導入することで雇用を生み、経済効果を生み出せるのか

Google Fiberのようなギガビットのネットワークが実現したら、街にはどのような変化が表れるんでしょうか。この記事では、ギガビットのネットワークは既にトレンドになってきており、いろんな都市で導入されてきていることを示しています。

Google or Not, Cities Pin Hopes on Gigabit Networks

いろいろ効果が提唱されていますが、面白かったのは「Smart City Lights」という取り組みです。夜でも常に明るくするのではなく、センサーに反応して必要なときだけライトが付く、というものです。動画を見た方が早いでしょう。

 

Chattanooga, Tenn., Expanding ‘Streetlight of the Future’ Installation

あとは、冒頭の記事の中では、経済効果についても期待されているようです。「Silicon Valley」という言葉も登場してきますし、高速回線が整備されることで、ソフトウェア会社が移転してきたり、遠隔でも作業できる人が街にとどまったり、ということで人を惹きつける効果もあるようです。

アメリカ全体でも、インターネット回線の普及を拡大させていく方針のようです。アメリカはブロードバンド市場が寡占状態になっており、料金高止まり、サービスレベルの停滞を招いているようで、これを打開する動きのひとつとして、自治体による独自のネットワーク整備が注目されています。

いっぽう、高速通信網が地域経済の活性化などに役立つとみた一部の自治体が、民間事業者に頼らずに、独自にギガビット光ファイバー網を構築する例も出てきている。クロフォード氏はその一例として、自治体主導の通信網整備が雇用創出に役立ったというテネシー州チャタヌガの例を挙げている(米国では自治体が電力網を保有・管理する例も多く、そうしたインフラを使って光ファイバー回線を提供)。またこれに関連する話として、CNETでは約17万世帯に光ファイバー回線を導入したチャタヌガではフォルクスワーゲン(Volkswagen)やアマゾン(Amazon)といった大企業の事業所誘致に成功した結果、3700以上の新規雇用が創出できたと伝えている。

米FCC委員長:2015年までに「全米50州にギガビット・ファイバー・コミュニティを」 – WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)

 

昔は道路や電車などの交通網が中心でしたが、最近はネットワーク回線やスマートグリッドなどの社会基盤インフラの違いが、企業誘致やコミュニティ形成の源泉になっている、ということですかね。

アメリカと日本では条件が違いますし、日本では「インフラより利用率(アプリケーション)」という方向性で進んでいると思われます。鶏と卵の話じゃありませんが、インターネットテレビなど大容量コンテンツも普及してきている中で、日本は今後どういう動きになるんでしょうか。

俺のイタリアン、俺のフレンチ―ぶっちぎりで勝つ競争優位性のつくり方

「俺のイタリアン」をテレビで知り、そしてそれがブックオフ創業者が手がけるものだと知ったときは驚きましたし、生粋の経営者なんだなと思いました。こういう経営者モノの本は、結構好きです。この本も当たりでした。言わずと知れた、ブックオフ創業者であり、「俺のイタリアン」など新しい飲食店を展開している坂本社長の一冊。MBAでもブックオフがケーススタディの題材になったこともあって、非常に興味深く読みました。

 

「俺のイタリアン」の創業ストーリーが中心になっていますが、過去の経緯や根幹となる経営理念を示していて、坂本社長の人間性や考え方を知ることができて、貴重な内容になっていました。

 

「俺のイタリアン」「俺のフレンチ」の成功要因

いろいろ報道されている通り、「俺のイタリアン」「俺のフレンチ」は、立ち飲みと高級料理を組み合わせることで、低料金を実現しています。原価率が88%でも利益が出る、というのは驚異的です。

その後、店舗展開をしていくわけですが、15~20坪程度で、いずれも1日3回転以上していて、月商1200万~1900万円という繁盛店ぞろいです。フードメニューの原価率は60%を超えていますが、これを立ち飲みのスタイルにして、客数を回転させることによって、これまでの常識にない数字をつくり上げているのです。シミュレーションでは、原価率が88%であっても利益が出ます。

飲食業は原価は20%程度と昔聞いたことがあり、基本的には固定費が多くを占める業態になっていて、いかに顧客を回転させるのかが肝なわけですが、まさにその点に着目して、高回転させる店にしたわけです。

これだけであれば、ビジネスモデルとして思いついたアイデア勝ちだな、となるわけですが、本を読むととてもじゃないですが、それだけじゃないことがわかります。

 

仕組みで勝って人で圧勝する

本書の中に何回も登場したのは、「競争優位性」です。そして、競争優位性を築くために「仕組みで勝って人で圧勝する」と述べられていました。

つまり、仕組みとなる業態を最初に築き、その後は仕組みの中でいかに人が運用し改善していくかが勝負だ、ということです。実際、「俺のイタリアン」などもオープンしてからの積み重ねによって、効率性やサービスレベルを向上させ、参入障壁を高くしています。

思い出せば、ブックオフも業態としては当時新しかったですが、参入障壁は高くありませんでした。しかし、結果としてブックオフがあれだけ拡大したのは、業態だけでなくオペレーションの部分に優位性を築いたからだと思います。

また、「人で圧勝する」ためには組織に考えを浸透させたり、モチベーションを高めていくマネジメントが重要になります。この点でも、飲食業界の現状や、料理人に対する権限委譲など、様々な工夫が注入されていました。マクロ的に問題点を捉え、数値に裏付けされた業態を生み出し、顧客や社員の満足度を高めていく。これらが重なることで、「俺のイタリアン」「俺のフレンチ」は拡大してきたのがわかります。

 

稲盛フィロソフィの影響

本の中で外せないのは、京セラ創業者稲盛和夫の影響です。昔、「生き方」を読んで、その情熱の高さに驚くとともに、理念が強烈な印象で、若干引いてしまった覚えがあります。ただ、今回改めて稲盛フィロソフィが紹介されており、その一貫性や「利他」の精神については考えさせられました。

特に、ブックオフがフランチャイズで展開していくときの、「利他」の精神との関係については、納得というか「なるほど」と思わされる部分があります。

フランチャイズは本部が加盟店にパッケージを提供するものです。パッケージで一番必要なものはフィロソフィです。どうしたら仕事が楽しくできるのか、生き方と仕事の仕方をいっしょにパッケージにしないと、ビジネスモデルだけが一人歩きしてバラバラになってしまうのです。  先に、ブックオフのビジネスモデルは5分で説明できると言いましたが、それにもかかわらずブックオフに追随するところが出てきていないという理由は、このフィロソフィを築いたことと、それに基づいて実践してきた数々のことが競争優位性をもたらしたからだと思います。

 

それ以外にも、熱い情熱を組織に注ぐ社員の様子、坂本社長が72歳になって人生2回目のIPOを目指す理由などは、本当に胸を打たれるものがあります。感動しました。ぜひいろんな人に読んで欲しい。

俺のイタリアン、俺のフレンチ―ぶっちぎりで勝つ競争優位性のつくり方

地方都市で起業するのは厳しいと思うけど、可能性もあるんじゃないか、という話

今日のテーマは地方で起業することについて。

岐阜に住み始めてから、常にこれについて考えています。やはり、都市と郊外、東京と地方ではビジネス環境は違う、と言わざるを得ません。そして、この記事は、地方での起業における現実と挑戦を示しています。

地方で起業にチャレンジする現実

 

大きなトレンド

都市に人口が集中しているのはまぎれもない事実です。これは、特に人口が減少していても傾向は変わりません。むしろ、減るところは減り、増えるところは増える、という集中度合いが増している気がします。

過去は、地方が都市部に若者を供給する、という構図でしたが、出生率や産業発展によって地方でも人口は増えていました。しかし、人口減少時代に突入すると、都市部に若者を供給する構図はあまり変化がなく、地方は人口を減少していく、という流れになっています。

なぜ都市部に人口が集中するのか、といえば、単純に仕事が多く「稼げる」からです。特に、物質的な豊富さが満たされた後は、第三次産業に労働人口がシフトし、サービス業が多くなりました。サービス業は地理的制約を超えることが苦手であり、人口集積することによって効率性が高まります。

やはり、知識や人柄を伝達する手段は直接的なコミュニケーションが主体です。

 

アンチテーゼ

その一方で、物理的制約を乗り越える方法で、地方に注目する考え方も登場しています。

ひとつは、コミュニケーションコストの劇的な低下です。ネットワーク通信などのインフラが充実していれば、テレビ会議などを行うことが可能です。これは、移動費を削減しつつ、密なコミュニケーションを行うことが可能です。SkypeやGoogle Hungoutも登場してきていますし、商用でも組織間で円滑にコミュニケーションを行えるアプリケーションは既に実用レベルです。自分の机にあるPCから、離れた場所の会議に参加することが可能です。

ふとつめは、冒頭の記事にあるように、移動費そのものが低下傾向にある、ということもあります。近年、LCCが日本でも続々登場しましたが、現実的に移動費が低下しています。いざというときは低コスト・短時間で移動できる、という点は地理的制約を緩和します。

そして、地方は競争が激しくないという現実があります。競合が少なく、物価も低い。そういう点で有利に運びやすいという面があります。

 

スウィートスポット

昔、このブログでも岐阜にあるIT拠点としてのソフトピアジャパンについて書きましたが、そういう「スウィートスポット」のように、ところどころ集積拠点があり、それらがネットワークや輸送手段によって結ばれることが、地方経済の生きる道のような気がしています。

ソフトピアジャパンという「日本版シリコンバレー」 | Synapse Diary

そして、必要なときは都市部に移動できるような拠点作りが必要になるんじゃないでしょうか。

オフショアが成立するのは同じ理由です。アウトソースされる側に拠点があり、そこで機能が集積されており、かつ物価が安いからです。あとの問題は、アウトソースする側とされる側のインターフェースの構築です。そこを、一定のルール作りや遠隔からのメールや電話、テレビ会議などのコミュニケーション、最後は実際に移動してのコミュニケーションになります。

地方で起業する場合も、アウトソースを狙え、というわけではありませんが、状況は似ていると思うわけです。

 

今後は地方分権が進んでいくと言われています(ずっと前から言われていて、あまり進んでいない、という見方もありますが)。東京の一極集中が世界でみても一大産業集積地であることを考えると、安易に東京を批判するつもりはありませんが、地方はどういう役割で日本で生き残っていくのか、というのは今後も課題なんじゃないでしょうか。

組織を発展させるためには、共通言語を普及させよう

今、MBAで管理会計を勉強しています。管理会計というのは、財務やファイナンスとはちょっと違って、マネジメントを主体とした分析ツール、という位置づけだと理解しています。というか、そう教わりました。

なので、財務会計の費目の概念と捉え方を混同すると、何のための分析なのかがわからなくなっちゃうんですね。そのときに必要なのは、「管理会計とはこういうために使うもの」という共通理解です。これがないと、議論しようにも成立しないわけです。

同じことが、ビジネススクールで学ぶ数多あるフレームワークにも言えます。4Pとか3Cとか嫌というほどフレームワークが登場して、見よう見まねで使ってみるわけです。ビジネスモデルキャンバスを知ったときも、少し感動しました。

 

ただ、実際会社とか現場に戻ると同じように使ったりフレームワークそのものを理解することができる人がいるわけじゃないので、フレームワークやMBAの知識を前提とした議論はできないんですね。会社というのは、やはり知らない間に前提となる知識や価値観が備わっているので、集団で行動する際に効率が高まるんじゃないか、と改めて認識しました。

 

そうなると、組織の中で必要な知識や価値観を浸透させる、という行為が一番重要で、一番最初にやらなければいけないことだと思うわけです。議論を噛み合わせるためには、そういう知識の伝達を行わないと、いつまでも情報がアップデートされず、前に進めなくなるなあと考えた一日でした。

TwitterのAPI1.0終了は、Twitterの今後の戦略の布石

WordPressでWordTwitというプラグインを使っていて、ここ数日急に利用できなくなりました。原因は、TwitterのAPIで旧バージョン(1.0)の利用ができなくなったためです。

【スマホヘッドライン】Twitter API 1.0の提供が遂に終了!うまくツイッターできない人は要確認! -2013/06/12- » アンドロイド用アプリが見つかる!スマホ情報ならオクトバ

 

で、WordTwitはどうやらバージョン1.0で稼働していたので、動かなくなってしまったということでした。その後プラグインがバージョンアップしましたが、設定を引き継いでくれるわけではなく、再度設定しなおさないといけないということで、この記事を見ながら再度設定しなおした次第です。

ブログ記事投稿時にTwitterで自動ツイートする方法 – WordTwitの使い方 | WordPressのプラグイン | WP SEOブログ

 

確か、当初の予告は3月ぐらいには終了するようになっていたはずが、その後5月とアナウンスされ、それも何となく延期されていたようです。

TwitterからのRSS取得が2013年3月5日で打ち切りへ – GIGAZINE

TwitterがAPI 1.0の完全廃止日をアナウンス アップデートしてない人は急げ!

 

サードパーティ開発者は終了になっていろいろ泣いているようですが、数日経ってWordTwitのように対応を進めているようです。人間、やっぱり追い詰められないと動かない、ということでしょうかね。あるいは切り替わってみないとちゃんと動作するかわからない、というようなこともあったのかもしれません。

ちなみに、過去に自分で作ったYahoo!Pipesでも、Twitterについては取得できなくなっているようです。残念。

Twitter、はてブ、Yahoo知恵袋からキーワードを元にRSSを吐くYahoo Pipesをつくった | Synapse Diary

 

TwitterのAPI変更は、恐らく囲い込みの強化なんだと思います。サービス開始からこれまで、APIを積極的に解放することで多様なサービスを登場させ、生態系を拡大してきたTwitterですが、利用ユーザー数の拡大という成長期から、マネタイズを確立させる時期に入っており、いろんなサービスを内包したり内製する動きが強くなっているように見えます。最近、アクセス解析機能を投入したりもしてますね。

この記事にあるように、Twitterは、GoogleやFacebookと同じように、広告収入モデルです。なので、自社サービスに直接誘導する必要があります。Facebookと違って開放的な施策によって拡大してきたTwitterも転換点かな、と勝手に思っています。

Twitter Revenue to Hit $400 Million By 2013 [STUDY]

ネット選挙 解禁がもたらす日本社会の変容<

最近、めっきりネット選挙界隈が賑やか。選挙活動にインターネットが利用できるようになったということで、選挙に対する効果よりも、新しい稼ぎぶちの対象が増えた、というニュースの方が多いような気がします。気のせいでしょうか。

本書を読むと、ネット選挙で言われているような、若者の投票率向上、選挙活動費用の低減による若者の立候補数増加などが誤りというか、ずれた論点であることがわかります。

 

 

インターネットは候補者のメディア駆使能力を増幅させる

本書のテーマのひとつは、インターネットを利用した選挙活動は、これまでの公職選挙法の考え方からすると異質なものだ、ということです。

抽象的だが、日本の選挙制度を規定する公職選挙法は、資金力をはじめさまざまな差異が存在する日常の生活世界で選挙を行うのではなく、半ば人為的に、ビラの枚数にさえ制限をかけながら、均質で公平な政治環境を選挙運動期間中形成しようとする。つまり同じ条件のもとで候補者同士が競うことを企図しているのだ。各候補者が極力同じ道具を同じように用いて支持を集めるという選挙のあり方が要請されている。 他方、アメリカ型の選挙制度は総力戦の様相を呈している。ルールは最小限に、ありとあらゆる手段で競うというものである。もちろん、インターネットのような新しい技術がでてきたときにも、自由な利用が許される。そこには後に述べるように合衆国憲法にまで遡ることのできる、言論の自由を擁護する理念がある。

そして、インターネットは捉え方としてはメディアの一つであり、伝達能力や知名度などが増幅される可能性が高いと考えられます。有名な人は一層有名になり、メディアを駆使する力が高い人は一層高くなる、ということです。

 

政策に関する情報がインターネット上に増える

選挙活動にインターネットが使われるようになると何が変わるのか、といえば、政策に関する考え方や情報が増えていくことだと思うんですよね。そして、インターネット上で政策を読む人というのは、おそらく複数候補者の政策を比較する、ということも行うと思います。

すると、候補者は政策に関する比較にさらされるので、政策がより具体的で、根拠のある主張が勝っていく、ということが予想されます。また、過去の言動との整合性なども問われることになるんじゃないでしょうか。

政策を比較する、というのは考えてみると結構難しい行為で、政策軸が必ずしも一致するとは限らないので、余計混乱するかもしれません。ただ、政策に関する情報が増えて、多少なりとも比較にさらされることで、スローガン的な主張は排除されて、根拠となる情報や考え方が表明されるということは、政治にとってプラスだと思うのです。

そうやって情報が増えることで、全体として情報の非対称性は解消されるんじゃないでしょうか。ただ、それが抜本的に政治に大きなインパクトを与えるのか、といえばそれは結構疑問だったりしますが。まさに、こういうことを長期的に進めていくための布石だと思います。

ネット選挙はあくまで政策技術に過ぎない。私たちが本質的に求めているのは、政治の透明化であり、政治(家)と国民の距離の短縮、政治家の政策立案の活性化ではないか。

それ以外にも、SNSで重要なのは双方向性だが十分使いこなせているのか、という検証や、YahooやGoogleで蓄積される検索データが、「人気投票」として公職選挙法違反になってしまうのではないか、などネット選挙に関する様々な論点が提起されている。

 

個人的には、短期的に何か大きく変化を起こすものではなく、長期的に情報が増えて政策立案が活性化していくことを、期待とともに予想しています。

ネット選挙 解禁がもたらす日本社会の変容

書き味最高な「ジェットストリーム」を使って文具に目覚める

なぜか、これまで出会った人たちには、文具にこだわる人たちが多くいました。特に、ペン。仕事場で万年筆を使う人がチラホラいて、いいなーと思っていました。

元々いずれ文具にもこだわりたい、という願望があって、最初は安めな万年筆から入門しようかと思っていました。ラミーサファリとか。万年筆特有のインクの色なんかもあるし。

 

だけど、いろいろ探すうちに、ジェットストリームというボールペンに出会いました。こういう記事を読むと、欲しくなりますね。

【開発ヒストリー】油性なのになめらか ボールペンの常識覆す「ジェットストリーム」+(1/4ページ) – MSN産経ニュース

文具にはあまりこだわったことがないですが、これは素晴らしいと思います。書いたときのすべり心地、握ったときの重さと太さ。ボールペンの可能性を完全に舐めてました。ジェットストリームの特徴は、油性ボールペンなのに滑らかにペン先が進むこと。

 

ジェットストリームは価格が1000円ぐらいなので、ボールペンとしてみれば高いけど、全然後悔はないぐらい満足感高いです。4色ボールペン+シャープペンだから、いろんなペンを持たずに済むし。

 

書くという行為は、非常に思考を刺激します。仕事で使う道具としては、それなりにこだわって良いんじゃないか、と。快適な書き心地を実現できるのであれば、満足感高く書く作業を行えますし。

あとは、ノートにもこだわりたいなあ。今はモレスキンを使っているけど、MDノートも使ってみたいと思う今日このごろ。

MD PAPER PRODUCTS MDノート 書くことにこだわった紙のプロダクト
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Google Fiberが実現する新しい世界の実例

以前Google Fiberについての記事を書きましたが、英語版のGizmodeに、Google Fiberによる取り組み例が掲載されていました。

「Google Fiber」がアメリカで拡大中。なぜGoogleがネットワーク網を整備するのか | Synapse Diary

病気で外出できなくなった少年のために、カンザスシティの屋内の小さな野球場を設置して、その小さな野球場からボールを投げると、オークランドの野球場でロボットが代わりにボールを投げる、という取り組みです。

詳細は、下記の記事を動画をみてください。

Google Fiber Helped a Sick Boy Throw a Baseball Pitch with Robots

 

今回の事例が、内容自体に普遍性があるとは思えないですが、考え方としては面白いと思います。Google Fiberによってネットワーク量が増大するということは、大量のデータをリアルタイムに伝達することができるようになると思われます。

今回の事例でも、ボールを投げた角度や押し出されたスピードなど、複雑な情報が送られているので、Google Fiberでもリアルタイム性を実現できた、ということなんですかね。本当のところはわからないですけども。

だけど、これからはPCやモバイルだけでなくて、Internet of Thingsとしていろんなものがネットワークにつながり、複雑かつ大量のデータが、即時に伝達される社会になっていくことになりそうです。

 

どちらかというと、物理的なスピードが求められる世界が、これから開拓されていくんですかね。遠隔でも正確かつリアルタイムに物を動かしたり操作したり。

Googleアドセンスの最適な位置を考えるために、分析・改善をしよう

直帰率や訪問別ページビューは、以前として改善傾向を示し続けています。やはり以前実施した対応策は、効果があったと言えるようです。

直帰率や訪問別PVが劇的に改善した。ブログのランディングページを考える | Synapse Diary

 

さて、今日はGoogleのアドセンスの話です。Googleアドセンスは掲載位置によってクリック数などが変わると言われているけれど、実際そうだなと実感する今日このごろです。

この記事を読むと、クリック数が多くなるのは記事の上部だと言っているわけですが、まさにその通りだと思います。

【メモ!】あらら、びっくり。入れる位置でこれだけ変わる、Googleのアドセンス | More Access! More Fun!

 

実績を解析しながら見直しを図る

先ほどのブログではサイドバー上段になっているようですが、このブログではサイドバーに貼っていても売上があまり上がらなかったので、見直しました。

あと、本文上段のバナーの上に配置していたリンクユニットが意外にも売上を上げていたので、このブログではサイドバー上段は効果が低くて、「本文上段」がクリック率が最も高いと考えた次第です。

 

そこで、変更として本文上段にリンクユニット、その下にバナーを2つ並べて配置してみることにしました。サイドバー上段は削除しました。まだ数値としての効果は小さいですが、明らかに良い反応を示していると実感しています。

恐らく、ブログのデザインや特徴によって、広告の視認性も変わるので、クリック率が変動するのだと思われます。こうやって継続的に配置や大きさなどを変えて、効果を創出していく必要があるわけですね。

ちなみに、Googleアドセンスの広告コードをランダムに切り替えて、効果を確かめる方法もあります。

[み]AdSenseのA/Bテストを利用して効果的な広告を見つける方法 | みはら.com

 

アフィエイトは儲からない

よほど高額広告を掲載できるような内容で多くのトラフィックを稼がない限り、アフィリエイトはコンテンツ作成の時間や手間に見合うほどの金額は生み出さないと思っています。

まあ、アマゾンで本の画像を引っ張ったり、微々たる金額でも増える喜びを味わう、という程度でしかないんじゃないでしょうか。

ちなみに、このブログではGoogle Adsense、Amazonアフィリエイト、楽天アフィリエイトを主にしていますが、Google Adsenseが一番効果が高いですね。次がAmazon。楽天は期待するのが難しいほど金にならない、というのが経験談です。

 

どちらかといえば、お金を儲けることそのものよりも、こうやって数値をみて見直して、効果を検証するサイクルを実践することの方が自分にとって意味があります。実際の企業向けサイトでも同じで、アクセス解析して、コンテンツを修正して、また解析して、の繰り返しなので。

 

全然話が変わりますが、トヨタの新しいCM、良い感じですね。TOYOTOWN。RebornをテーマにいろいろCMしてきていますが、ここで新しいストーリーになるようで。

 

このCMのBGMが、以前から聞いたことがあったのですが、今回衝動買いしました。調べると、これでした。