部下にNoと言ってもらえる上司になろう

新年になって、久々にチームマネジメントネタでも書こうと思ったので、一本書いてみる。

上司になると、部下に指示する立場になる。なってみてわかったが、偉くなればなるほど自分の言葉に重みが出てしまうものだ。不意に思いついて「これやっておいて」と言っておきながら、自分の思考が足らずに部下の作業をムダにしてしまうことがある。こういうときに、自分の甘さを噛み締めるとともに、自分の意見に対して部下にNoと言ってもらえたら、自分のくだらない命令で大事な時間をムダにすることもなかったのに、とも思う。

というわけで、日頃からチームメンバーにはNoと言ってもらう環境を作ることが、有機的な組織をつくる上で重要なのではと思っている。その対策をいくつか挙げてみる。

自分が間違える場合があることを前提にする

いろんな発言をする上で、人は誰でも間違えることを前提に言葉を選ぶ。気をつけなければいけないのは、これが過剰になると、単なる優柔不断で決定する能のない管理者になること。決めるときは決める。ただ、議論の過程では自分が絶対であるような、「俺の言うことが正しいに決まっているいる」発言をしてはいけない。

必ず発言する機会を設ける

議論や会議を終えるときに、「何か意見は?」とか「質問・疑問はありますか?」という発言機会を設ける。タイミングを逸したり、パーソナリティによっては割り込んで積極的に発言しづらい人もいる。これを忘れないようにすると、大体誰か注意深い人が、気づかない点を指摘してくれる。

他人が発言した意見は素直に受け入れ、有益であれば採用する

せっかく発言したのに、それが見事全て却下されたらやる気が失せる。全部受け入れろというのではなく、自分の中で冷静に思考して、有益であれば実際に採用する。「自分の発言が結果につながる」という事実が、人のやる気を引き出すのだと信じている。

否定ではなく、発言の理由を考える

発言してもらった内容が、自分の中で納得できないものであった場合どうするか。その場合は、まず「なぜその人がそういう発言をするに至ったか」を考えてみる。わからない場合は、理由を直接聞いてみても良いと思う。すると、それなりに理由があったりする。人にはいろんな見方がある。安易に否定するのは勿体無い。

自分が決断した理由を説明する

事実は複数ある。見方もいろいろある。正解はひとつではないのがほとんどだ。でも、何かしらの理由に基づいて、人は日々決断している(それが感覚的なものであったとしても)。僕は、重要な決定に限らず、メンバーに関連する決定事項は、可能な限りその理由を説明することにしている。そうすることで、不信感も生まれないし、組織がどういう論理で回っているかを理解してもらえる。いつも見当違いな意見を言う人も、自分が決断した理由を説明すると、徐々に思考を合わせてくれるようになる。(素直に追随されるのも考えモノだけれど。)

いろいろ書いて気づいたけれど、僕は人のモチベーションに興味があるのだと思う。それが、人の人生を豊かにし、結果として良い仕事を生み出すと思うからだ。今年も自分が良いモチベーションで仕事に臨めますように。

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