吉野家が豚丼を4年ぶりに再開する理由

吉野家が、客数減少の対策として、豚丼を投入するというニュースがありました。

牛丼大手の吉野家は30日、休止していた豚丼の販売を4年4カ月ぶりに再開すると発表した。4月6日から全国で販売する。メニューを増やし、2014年4月の牛丼値上げ以降続いている客数の減少傾向に歯止めをかけたい考え。

豚丼、4年ぶり再開=客数減の歯止め期待-吉野家:時事ドットコム

ということで、最近の牛丼チェーン店の市場環境がどうなっているのか、気になって調べてみました。

過去6年の推移でみると、一時落ち込んでいたものの、直近3年は回復してきています。

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ただ、四半期決算でみると直近は停滞気味ですね。

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競合である、すき家(ゼンショー)と松屋(松屋フーズ)も含めて見てみます。

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ゼンショーはすき家だけでなく、様々なチェーンを展開しています。こんな感じです。なので、牛丼チェーンとして比較するには、ちょっと良くないですね。(ちなみに、ゼンショーは外食産業全体で見ても売上高1位です。)

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ただ、いずれの会社も共通するのは、非常に薄利だってことです。

次に、吉野家の決算説明資料から、既存店売上高の推移を見てみましょう。

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ここでわかるのは2つあって、1つは「価格に対する反応が非常に大きい」ということです。

牛丼の価格を下げると売上が伸びて、価格を上げると売上が下がっています。これが牛丼チェーン各社が価格競争する理由です。ただ、最近は円安で原材料価格が上がっていて、価格を下げることが難しくなっています。

もう一つ分かることは、新製品を投入すると売り上げあがると言うことです。なので商品開発は非常に重要になります。常に目新しさを提供しないとダメだと言う事ですね。豚丼は目新しさという点はありませんが、価格の低さで新しい魅力を発揮できると言う見込みを持っているのでしょう。

 

まとめ

  • 牛丼チェーン店は読み上げが伸び悩んでいる
  • 競争に勝つためには値段を下げたいが、原材料が高く下げられない
  • 豚丼は商品としての目新しさはないが、価格の低さで惹きつけたい

 

こちらからは以上です。

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