「いきなり!ステーキ」の勢いに陰りがあるらしいので、本当なのか調べてみた

「いきなり!ステーキ」の業績が好調な一方で、「陰りが見えてきているのでは?」という記事がありました。

人気に陰り見え始めた「いきなりステーキ」 辛い内部状況とは – ライブドアニュース

実際に記事で指摘されていた箇所が、こちらです。

「1号店オープンから2年近く経過して需要が一巡した今、“立ち食いステーキ”という真新しさはすでに薄れ、店前に行列はできているものの、列の長さは徐々に短くなってきているのが現状です。人気に陰りが見え始めた焦りからか、運営会社(ペッパーフードサービス)の一瀬社長は社員に『いきなりステーキ』のメニューだけを食べさせて減量させる“肉ダイエット”を挑戦させたりと話題作りに必死です(苦笑)」

人気に陰り見え始めた「いきなりステーキ」 辛い内部状況とは – ライブドアニュース

つまり、「ビジネスモデルの鍵は、高い集客と回転効率なわけですが、集客に陰りが見えているのでは?」というわけです。

 

気になったので、四半期ごとの「いきなり!ステーキ」の売上と利益を調べてみました。決算短信にセグメントごとの売上と数値が公開されているので、確認することが可能です。

IRライブラリー | IR情報 | 株式会社ペッパーフードサービス

 

その前に、ペッパーフードサービス全体の売上と利益率を見てみましょう。

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実際に、2014年に大幅に業績がアップしています。すごい。。。。

 

さて、「いきなり!ステーキ」ですが、四半期ごとの売上高と営業利益率はこのようになっています。6期分になります。

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売上はずっとすごい勢いで伸びているのがわかります。問題は営業利益率で、確かに2014年には10%程度だった営業利益率が、5%程度まで低下しています。

ちなみに、ペッパーフードサービスが手がけている「ペッパーランチ」事業の営業利益率は、16%程度です。

 

「いきなり!ステーキ」の業態は、低利益率と高回転率の組み合わせで利益を創出するモデルなので、利益率が低下するのは許容するとしましょう。その分、売上が伸びれば良いのですから。

そこで売上高の成長率を見てみましょう。

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明らかに成長率が低下しています。まだ始まったばかりの業態なので、これだけで評価するのも難しいのかもしれませんが、今年に入って、以前よりは売上の成長が鈍化しているのは間違いないようです。

 

今年の7月に発表された中間決算の発表資料をみると、「いきなり!ステーキ」は、今後地方へ進出すると書かれています。首都圏は飽和し、今後は地方へ開拓していくということのようです。

平成27 年12 月期 第2四半期決算短信(PDF)

地方は首都圏ほど人口も多くありませんし、ターゲット層も異なるため、高齢者やファミリー層を開拓するために座り席も導入すると発表されています。そう考えると、今ほど高回転率は維持できないかもしれません。

 

地方在住者としてはまだ食べていないので、一度試してみたいのですが。。。。

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