プロジェクトメンバのモチベーションを向上する方法

運用・保守におけるプロジェクトメンバは、モチベーションを維持するのが難しい。長期化するプロジェクト、大半を占めるルーチン作業。そして、「できて当たり前」の空気をユーザから前面に出され、ミスをしたら怒られる。
 
こういった状況の中で、どうやってモチベーションを維持・向上させればよいのか。

 

一般的なモチベーションのきっかけ

一般的に言えるモチベーションの向上策は、「金銭・賞与で評価する」「ポジションで評価する」がほとんどだ。しかし、運用・保守では金銭はそんなにリッチじゃない。この間書いた記事にもあるように、コスト圧縮力が強く働くからだ。
 
また、ポジションでの評価も難しい。運用・保守で何百人規模、なんてのはほとんどなく、数名から、多くて数十名で運用するのがほとんどだ。そうなると、ポジションがほぼ固定になる。さらに、長期プロジェクトとなるため、余計人の移動がない。よって、ハイレベルな仕事を与えてストレッチ、という状況は作りづらい場面が多い。

 

新しい何かを取り入れようぜ

ただ、手をこまねいているだけでは芸がない。お金がなくても、人の移動が少なくても、意識を変えるためにできることは多い。考えられる点を列挙してみた。

①最近のIT業界の情報を入手してますか。自分だけじゃなく、同じプロジェクトのメンバともそれを共有できてますか。

日経コンピュータでも良いし、ビジネス本などでも良い。それがプロジェクトの現場にあって、みんなが手に取り、休憩中などに読める状態にする。知るだけど行動や考え方が変わることがある。情報に触れ、それを共有する場があると良い。

②勉強会やイベント情報は入手していますか。

勉強会などの情報は、ネットで探せばすぐに見つかる。ここで一番大事なのは、「行くこと」ではなく、「行くつもりで情報を集める」ことにある。とにかく行動してみる。もちろん、自分のキャリアに合致する勉強会があれば、行く方がいいに決まっていますが。
http://jibun.atmarkit.co.jp/lcom01/special/benkyo/benkyo01.html

③IT資格の取得に向けて勉強してますか。

ITは、情報処理技術者試験で、体系的にランク・専門が分類され、スキルアップの基準としてわかりやすく設計されている。今の自分に合致する資格を選び、それを取得することで、知識の向上、自分ブランドの向上につながる。プロジェクトを出てからも有効に使えるのもメリットだ。また、それ以外にもOracleやSAPなど、専門ベンダ試験も豊富であるため、今の自分に有効な資格、というのは、探せばあると思う。さらに、お客さんの業務に関連する資格を取得してみるのも面白い。法律や流通、販売に関する資格も、世の中にはたくさんある。

④お客さんの業務や立場は本当に理解していますか。それに関する情報は定期的に取得していますか。

お客さんがメールマガジンやブログをやっていたら、購読する。お客さんの取り巻く業界情報なども、日経新聞やGoogleアラートなどから、積極的に入手する。これだけでも、お客さんの業務理解が深まり、コミュニケーションが円滑になったり、その業務を支えるITシステムを運用している自分たちに、社会的な意義を見出すような観点が生まれるかもしれません。

⑤「オフ」で会話できる機会は、どれぐらい作ってますか。

「飲みニケーション」ではないけれど、仕事の場以外で上司や同僚と会話できる機会は設ける方が、やはりコミュニケーションは円滑に進む。それは飲み会でなくても、ランチでも良いし、コーヒーブレイクでも良い。タバコ部屋だって、立派なオフだ。(個人的にはタバコは吸わないが、気分転換とコミュニケーションのきっかけとしてはプラスであり、そのためだけに吸おうと考えた時期もある。)なんだったら、「オフ」な内容のメールを送るのだって、立派なコミュニケーションだ。コミュニケーションは、知識の取得、意識の向上、気分転換を促す良い手段である。コミュニケーションは、適度にないと閉塞感が漂い始める。
 
 
とりあえず、こんなもんだろうか。そんなにお金をかけなくても、できることはあるんだと改めて思う。
あとは、「自分が変えていく」という信念ぐらいですかね。必要なのは。

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