広報担当者はUstream、ニコ動、YouTubeの収益モデルの違いを知っておこう

Broadmark / Pixabay

先日Ustreamのダウンロードツールについてメモ書き程度に残しておいたけど、個人的にはUstreamの話題を目にする機会が減っているせいで、「最近流行っているのか?」と思っていた。しかし、TechCrunchの記事によると順調に成長しているようだ。

広報ツールとして動画サービスが利用される機会もどんどん増えているが、それぞれどういう収益モデルで動いているのか。そして、そこからサービスが今後どう展開されるかを広報担当者は把握しておく必要があるんじゃないだろうか。

 

Ustreamは配信サービス提供で配信者から収益を得る

以前は広告、有料コンテンツ課金がメインだったが、最近は配信サービスをSaaSとして提供して利用料を取るモデルに変化しているんだそうだ。企業のイベント配信なんかにニーズがありそうだ。

ユーザ数1500万、月間視聴者数8000万。
Ustreamが6%の人員削減+2名のVP増で有料サービスProシリーズへの注力を強化 | TechCrunch Japan

過去の動画を見るのは目的としては低く、やはりメインはリアルタイムストリーミング。検索されるのは弱いので、自分でプロモーションする必要性がとても高い。

 

niconicoは良質なコンテンツでユーザーから収益を得る

ニコ動はコンテンツを軸にした有料会員で収益が伸びている。広告収入もあるが、プレミタム会員の売上が半分以上を占めている。良質なコンテンツを生み出すための様々な取組を行っていて、平均的な視聴時間が長いのが特徴。

1日平均PV数は約10000PV。1日平均訪問者数は約800万人。1訪問の平均滞在時間104分。
ニコニコ動画の収益がどうなってるかについてまとめたお – NAVER まとめ
ニコニコ動画とは (ニコニコドウガとは) [単語記事] – ニコニコ大百科

ユーザーの囲い込みが大きく、コンテンツ重視であるから、提供するコンテンツがニコ動のカルチャーに合致していることが重要な気がする。逆に、有料会員は金を払ってでもニコ動を見るので、コンテンツ勝負であれば良いんじゃないか。

 

YouTubeは圧倒的アクセス数によって収益を得る

YouTubeは広告メイン。これは、圧倒的なPV数によって成立している。しかも、Googleなので検索やリコメンドによって動画にたどり着きやすいサービス設計にもなっているので、短いコンテンツを次々見ていく感じになっている。

2009年と少し古い数字だけど、1日平均PV数は40億PV。
提案などに使える!動画配信サービスの数字感まとめ ~Ust・ニコ動・YouTube~ | ACTZERO – 株式会社アクトゼロ

最近だと、月間ユニークユーザーが10億人突破。
YouTubeの月間ユニークユーザー数が10億人を突破 – ITmedia ニュース

圧倒的にアクセス数が多いのはYouTube。一本当たりの動画の時間が短いのが特徴だけど、回遊率や類似動画のリコメンドなどのアクセスアップが充実。

 

いろいろサービスによって収益モデルが違うのは面白い。企業によって注力している方向性が違うというか、どこから収益を出そうとするかの発想が、全く違うわけです。なので、動画サービスと一言で言っても、広報したい内容やどういうユーザーをターゲットにするかによって、これらをどう組み合わせて利用していくかも変わってくる。