自分を定期的にメタ認知して、自分を修正する

昔、コミュニケーションコストを考えて仕事しろ、と偉そうなことを書いたけど、今日は逆のことを思った。
見えない「調整コスト」を考える | Synapse Diary

あえて円滑にコミュニケーションしすぎることなく、適切な距離を確保することで、緊張感を双方に持ち、お互いが理論武装をしっかりやったり、品質を保とうとする。つまり、仲良くなることは良いこと、多様なコミュニケーションをとることは良いこと、と思う。だけど、それが「馴れ合い」になり、自分たちに自覚がないまま、緊張感がなくなって刺激が低くなっていき、仕事の品質が落ちていく。

人は誰しも憎まれたくないし、嫌われたくないから摩擦を減らそうとするけど、その反面で、摩擦が良い結果、新しい発見を生むことが多い。そして、これも昔似たようなことを書いてるんだよね。
組織における「衝突」の意味 | Synapse Diary

 

で、最終的に何を思ったかと言うと、常に自分を自覚しているというのは難しいこと。だから、繰り返し気づくきっかけを作り、修正していくことが必要になる。これを日頃から実現するためには、メタ認知ができるような仕組みを持っておくことが重要になるんじゃないかと思う。

もっと細かく書けば、「トリガー」と「アンテナ」が必要になると思うわけです。

「トリガー」というのは、メタ認知を刺激するきっかけのこと。それは誰かと話す機会を設けることでも良いし、テレビやネットで情報収集することでも良い。自分がメタ認知を行うきっかけを、意図的に自分の生活パターンに組み込んでおくこと。

「アンテナ」は、トリガーが発信した情報を、ちゃんと受け取り、解釈し、自分の中に取り込んでいくこと。これは、どちらかというと思考を整理しておくことだと思う。仕事の切り口、考え方、視点などを整理しておくことで、ある情報に触れたとき、自分がどう解釈して取り込めば良いかを考えられるようになる。これは、ブログなどで思考を整理しても良いし、人と話すことも整理になる。

 

人という生き物は、自分を戒めることが難しい。経営者なんかは、定期的に経営セミナーに参加して、自分を戒めることをしている人もいるんだと聞いたことがある。特に経営者はあまり周囲から指摘されないので、裸の王様になりやすいし、自分を客観視する必要がある。

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