企業とSNSの付き合い方を考える「素人の顧客の意見を聞くな」

More Access, More Fun!」というブログの書籍化。移り変わりが早いITマーケティング系のトピックがほとんどなので、情報が新鮮なうちにどうぞ。格安の値段ですし。

 

たくさん面白いことが書いてあるんだけど、僕はこの本を、自社のサイトやブログ、Facebookページなどを運営している人達にぜひ読んでほしい。変なIT系の業者に騙されないために。

この本で書いてある通り、無料のブログではなく、自社ドメインで運営することが望ましい。僕はこのブログを年間数千円で運営しているけど、必要なお金はレンタルサーバ代とドメイン料だけで、あとは自分の労働力だけだ。

また、変なSNSの勧誘にも騙されてはいけない。Facebookページで顧客が増える、とか。IT系のサービスがどんどん登場しては変化し、衰退していくため追いつくのが難しいかもしれないが、本質的には、ユーザーがどういう目的でFacebookやTwitterなどのSNSを利用していて、動線やコンテンツが自社と合致しているか、という点を考える必要がある。それを考えれば、Facebookページがマネタイズに向かないことがわかるだろう。

 

あと、後半のあたりでは教育や就職活動について書かれていて、それはそれで面白かった。ぜひ就職活動している学生も読んだ方がいいと思うけど、情報弱者となっている人たちはそこまで辿りつけないかもなあと思うと、複雑な心境。企業に対するこういう見方も、現代ならではだと思う。

きちんとソーシャルが運用できている会社は、風通しが良く、現場に決裁権がある企業だ。そんな企業はこれからも伸びるし将来性もある。しかし停滞期にはいったり、リストラでモラルがめちゃ下がってる企業ではFacebookページを見ても投げやりですぐわかる。

 

それにしても、ブログをこうやってパッケージ化することで、読みやすくなるから不思議。やはり電子書籍にはこういう使われ方はひとつの方向性だと思う。ただ、マネタイズが難しいけど。ブログを編集した情報にはあまり高額は支払わないよな。。。。

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