コンシューマライゼーションで企業アプリは変わってきている

ICTの分野では、先に消費者向けに広まった機器やサービスが、ビジネス向けに普及する「コンシューマライゼーション」が度々起こる。ブログやSNSもそうだし、スマートフォンもBYODの波が訪れている。

 

この調査結果は、そういう消費者向けの無償クラウドサービスが、どの程度利用されているかを示したもの。

第10回:個人向け無償クラウドサービスの業務活用は可能か – ノーク岩上の調査データに見る賢いIT選び:ITpro Active

この結果を見る限り、ファイル共有系が大半を占めるようだ。あとはグループウェアかな。気になるのは、Google+が結構高いんだよね。どうやって利用してるんだろ。有用なコミュニケーションツールとして普及してるんだろうか。

 

一個人として普段使っているアプリの使いやすさに比べると、企業が使っているツールが古くて使いづらいという話は聞く。そういう消費者側からのプレッシャーで、企業のアプリケーション利用も変わってきている。こういう流れをうまく掴んで利用できる柔軟な企業は、生産性でも違いが生まれるんじゃないか。

僕が知ってる中小企業でも、ファイル共有にDropboxを使い始めている。複数端末でのファイル共有や、外出先でのファイル参照に使っていて、作業効率にも寄与しているようだ。ただ、問題はそういうサービスを使いこなせる人がそんなに多くなくて、特に年齢が高い人ほど追いついていくことを諦めたりしている。企業など集団でツールを使いこなそうと思うと、こういう教育というかユーザスキルの向上はどうしても課題になってくるなあ。

 

そういえば、Evernoteも少し前にビジネス版のサービス開始を発表したね。(提供開始は2012年12月)

特徴・機能 | Evernote Business | Evernote

この分野の今後は楽しみだ。