知識と実践のあいだにあるもの

知っているし頭ではわかっているつもりだけど、実際に現場で活かせないこととかあるよね。今回はそういう話。

 

先日、ITILの資格を取得した。試験を受ける前に「この資格取っても実践で役立てるのは難しいよ」と周囲から聞いた。正直、「取得する意味あるのかなー」と思ったけど、それでも自分の軽い挑戦だと思って、勉強して受験した。そして感じたのは、やはり「知識と実践のあいだ」には隔たりがある、ということだ。出題される問題に対する答えは何となく覚えるし、ITILそのものに対する理解も深まっていくとは思うのだが、どうしても現場でどう活用しようか、というイメージが沸かない。

別の話。最近飲んだときも、「上司の言っていることはわかる。指摘されて自分も反省して、次こそはと思う。でも、なぜか実践するとなると、うまく行動に反映できなくて、身についていないことを痛感する」という話をした。わかっているけど、できない。このもどかしさは何ともいえない。

 

それからしばらく「知識と実践のあいだ」にあるものを考えていたけど、自分の中でひとつの結論に達した。「知識と実践のあいだ」にあるものを乗り越えるためには、とにかく実践する。実践する場がなければ、つくるということだ。

とにかく知識を使う場を増やすしかないんだと思う。例えば、多少強引にでも、今やってるやり方をITIL形式に見直してみるとか。「実際に使う」という意識をして、実践に落とし込む経験を積み重ねていくことが重要になる。

 

そして、そういう実践の場がなければ、つくるしかない。新しい仕事の機会を求めても良いかもしれないし、それが難しければ、内部の勉強会を開催してみるとか、ブログに書いてみるとか。とにかくアウトプットする機会をつくるのが良いと思う。

もうひとつは、人は年齢を重ねるほど変わるのが難しくなる、という「○○歳限界説」みたいなのを自覚する必要があるのかもしれない。僕も少しずつ凝り固まっているし、自分の価値観や考え方を変えるためには、大きなショックが必要になっていると思う。自分を変えて、行動に反映していくためには、大きな覚悟や劇的な環境の変化を自分に課していく必要があるんじゃないだろうか。

 

 

というわけで、僕はMBAに行くのです。独学で身につけた経営知識を、少しでも実践の近づけるために。

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