最初に入った会社が自分に与える影響は大きい

社会人としての経験を積み重ねている自分は、どんどん会社に染まってしまっているのかもしれない。

 

自分が社会人として経験を重ねるようになると、だんだん誰かからちゃんと指導してもらうような機会はほとんどなくなる。自分で学習して成長していかなければいけない。そうなるとは知っていたけどね。

 

最近、自分は入社して最初に経験したスキルや物事の考え方みたいなもので今は生きてるなって感覚がある。逆に、数年経験を積むと、その会社の思考にどっぷり浸かってしまって、新しい価値観や考え方を受け入れづらくなってしまっている自分がいる。

入社して数カ月後に、新人の頃の教育担当だった先輩に会って飲んだのだが、そのときに「気づいていないだろうが、お前たちも既に会社に染まり始めている」というコメントをいただいた。結構ショックだったというか、「ああ、確かにそうだな」と自覚したのを覚えている。

 

最初に入った会社は、学生とは違う世界で初めて教えられることばかりだ。だから、いろいろ受け入れやすいし、吸収も早い。逆にいえば、ある程度経験してしまうと、これらのメリットは全部裏返しで自分にやってくるのだ。どんどん自分は硬直的になり、多様性を認められなくなる。少しずつそうなっているのかもしれない。なんて恐ろしいんだ。

 

というわけで、新社会人で会社勤めになる方は、そこで学べるものをできるだけ学んでください。ただ、それが社会のすべてではないし、最初の会社で必死に身につけた仕事に対する考え方や姿勢は、その先長い間も残るもの。それを忘れずに頑張れば良いんじゃないかと。