都道府県幸福度ランキング

@tsuda のメルマガで知ったんだけど、ブータンのGNHをモデルにして、日本の都道府県幸福度ランキングを法政大学が発表していた。

www.hosei.ac.jp/documents/koho/photo/2011/11/20111110.pdf

 

担当教授は、「日本でいちばん大切にしたい会社」の坂本教授。

評価方法は、「生活・家族部門」「労働・企業部門」「安全・安心部門」「医療・健康部門」で合計40指標を定めた上で、ランキングを得点に変換して、最終的に平均して算出したものだそうだ。

結果は、北陸3県がベスト3という状況。都市部はあまり評価が高くなく、大阪府は最下位になっている。

幸福度1位は福井県、2位は富山県、3位は石川県でした。一方、45位は兵庫県、46位は高知県、47位は大阪府でした。上位は北陸3県が独占しました。
1位は福井、47位は大阪 都道府県別幸福度調査 – はてなブックマークニュース

 

「理不尽な給料」でも書いてあったけど、地価や就労率、子育て環境、実家との共生など、条件によって経済的な裕福さは変わってくるし、都会=裕福ではない一面がある。この結果はそれを表しているんだろう。

今でも東京などの都市部が経済的に稼いで、地方に地方交付税で分配する仕組みがあるし、そういう意味で都市と地方は表裏一体な面もある。こういう指標やランキングには賛否両論がつきものなんだけど、どうせ完璧な指標なんてないのだから、いろんな角度からの指標があるっていうのは良いことなんじゃないかね。

 

過去にロバート・ケネディもGNPという指標の不完全さについて、こうスピーチしている。

Yet the gross national product does not allow for the health of our children, the quality of their education, or the joy of their play. It does not include the beauty of our poetry or the strength of our marriages; the intelligence of our public debate or the integrity of our public officials. It measures neither our wit nor our courage; neither our wisdom nor our learning; neither our compassion nor our devotion to our country; it measures everything, in short, except that which makes life worthwhile. And it tells us everything about America except why we are proud that we are Americans.
Robert F. Kennedy on GNP quote

 

幸せの尺度はいろんな観点から検証されて良いんじゃないかと思う。このランキングは、今後3年ごとに更新されるんだそうだ。

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