行政機関で普及が広まっているコンテンツ管理オープンソース「Drupal」

アメリカの行政機関で、Drupalなるコンテンツ管理のオープンソースが広まっているという記事を目にした。恥ずかしながら、初めて知ったよ。

More federal websites adopting Drupal for content management — Federal Computer Week

Wikipediaによれば、

Drupalは、プログラム言語PHPで記述されたフリーでオープンソースのモジュラー式フレームワークであり、コンテンツ管理システム(CMS)である。昨今の多くのCMSと同様に、Drupalはシステム管理者にコンテンツの作成と整理、提示方法のカスタマイズ、管理作業の自動化、サイトへの訪問者や寄稿者の管理を可能にする。 その性能がコンテンツ管理から、幅広いサービスや商取引を可能にするにまで及ぶことから、Drupalは時々「ウェブアプリケーションフレームワーク」であると評される。Drupalは洗練されたプログラミング・インターフェースを提供するものの、基本的なウェブサイトの設置と管理はプログラミングなしに成し遂げることができる。Drupalは一般に、最も優れたWeb 2.0フレームワークの一つであると考えられている。
Drupal – Wikipedia

というわけで、優れたデザインと双方向性の実現、管理の容易さなどが優れたポイントのようだ。

 

そして、Drupalのページでは世界でDrupalを採用している行政機関のリストも公開されている。

List of Drupal sites in government (state, provincial, or national) | Drupal Groups

アメリカはホワイトハウスを始め、多数が使われている。

The White House
The White House

 

日本は4つ。国立国会図書館のカレントアウェアネスとか。

カレントアウェアネス・ポータル | 国立国会図書館
カレントアウェアネス・ポータル | 国立国会図書館

 

行政機関の「中立的な立場」という性質上、オープンソースとは相性が良い気がするんだけどね。OpenOffice(今はLibreOffice)の導入とか、鳥取県が地場企業と共同で開発したオープンソース「Joruri」とか、いろいろオープンソースの導入を進める流れもあるにはあるんだけど。

やっぱりこういうトップダウンが必要になるんだろうか。

「ロシア政府はLinuxを導入せよ」プーチン首相が命令書にサイン – DNA