課題の検討の仕方というか考え方

課題や問題が発生したときに、どういうアプローチで考えればよいか。何となく自分が課題に取り組むときに考えていることではあるけど、ちゃんと言語化したことないので、ちょっと整理してみる。

 

正しい問いの設定

課題を考えるためには、まず正しい問いを設定することが必要。検討の途中で迷子になったときも、正しい問いは何か?に立ち返るべき。

例えば、よく「何が問題なのか」というところからスタートする人がいるけど、そうじゃない。「何を解決すべきなのか」が正しい問いなのだと思う。この違いはちょっとしたことだけど、問題そのものにフォーカスするのではなく、「問題のどこを解消すべきか」にフォーカスする点が違う。

とにかく、正しい問いを設定することが重要。それができれば、とても作業が進めやすくなる。

 

前提事項の整理

物事には必ずこれまでの背景があり、そして現状置かれている制約事項がある。なので、これらは具体的な検討を開始する前に整理しておく必要がある。前提事項を整理することで、解決策を導き出した後で、大事な制約事項によって検討が台無しになる、なんてこともなくなる。

 

問題の細分化と解決策の導出

取り組む内容によっては簡単に問いが設定できない場合もある。その場合は、大きくて漠然とした問題を細分化して、できるだけ個別で具体的な問題に切り分けよう。

問題が漠然と大きなレベルのままだと、それに対する解決策も漠然として具体性のないものになってしまう。

なので、問題を細分化していく。すると、個別の解決策というのは結構導きだしやすい。解決策に現実感がない場合は、ちゃんと問題が細分化した状態で特定されていない場合が多い。

 

解決策を統合する

最後は、解決策を統合する。ちょっとよくわからないかもしれないけど、個別の解決策も、それを列挙しただけだと使いモノにならない場合がある。というか、組織が大きくなるほどその方が多い。最終的に全て解決するためには、ひとつひとつ個別に行えば良いわけではなくて、相互に関係性があったりするし、手順が煩雑になったり非効率になる場合もあるからだ。だから、個別の解決策を再度統合して、総合的に解決できるような制度や仕組みにする必要がある。

 

これですべてが解決できるわけではないけど、基本的なアプローチはこれ。僕は迷ったら大体この流れで物事を整理している。もっとうまいやり方とかあるのかな。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です